バンドネオンを含む合奏 初期のバンドネオン、1905年頃 アルフレッド・アーノルド・バンドネオン、1949年頃 バンドネオン(英: bandoneon、西: bandoneón)はコンサーティーナ族の蛇腹楽器である。 蛇腹楽器の中では中型のサイズの楽器である(重さは5キログラムから7キログラムくらいの機種が多い)。アコーディオンが蛇腹の押し引きを左手で行うのに対して、バンドネオンは左右の両手の力で蛇腹の押し引きを行うため、楽器のサイズの割りに大音量を出すことが可能で、鋭い明快なスタッカートなど音のメリハリもつけやすい(これはコンサーティーナ族共通の特長である)。 日本ではタンゴの伴奏楽器というイメージが強いが、海外ではタンゴ以外のジャンルの音楽の演奏でも使われ[2][注釈 1]、また独奏楽器としても高い演奏能力をもつ楽器である。 蛇腹楽器の一種であるが、いわゆる「アコーディオン」とは違う楽