百合オタクの帰国子女・西園寺ジュリ。女子校での百合妄想を満喫(?)していた彼女は、ある出来事をきっかけに同級生の推し作家・立花ひろみと出会う。読者の意図せぬ反応を見て「百合」に興味を抱くひろみに、ジュリはその何たるかを伝授することに。しかし、気付けば「百合フラグ」が乱立してしまい…?! 『同級生の推し作家に百合妄想がバレた結果』(以下、推し百合)は、紺色3号先生(紺先生の商業名義)の商業デビュー作品だ。「青春百合コメディ」と銘打たれているように、フルカラーの色彩表現と4コマ漫画の明るいテンポが魅力の本作だが、作中では「妄想と現実の距離感」や「偏見の無自覚さ」など、奥深いテーマが語られていく。 即売会での偶然の対話により実現した今回のインタビューでは、『推し百合』制作までの経緯や裏話、オリジナル創作の苦悩、漫画創作の原動力、さらに紺先生のオタク遍歴、百合の魅力など、さまざまな話題を根掘り葉掘