山梨県の大月駅(大月市)と河口湖駅(富士河口湖町)を結ぶ富士急行は、6月22日から6000系電車を改装した開業90周年記念車両をおもに普通列車として運行する。 前身の富士山麓電気鉄道が、1929年6月19日に現在の大月線に相当する大月~富士吉田(現・富士山)間を開業してから90周年を迎えることにちなんで運行されるもので、車体は世界遺産で名高い富士山の雄大さや優美さを金色で表現。車内には床やつり革などに木を使用している。 また、富士急行の車両としては初めて大型のキャリーケースを置くことができる荷物棚も設けられ、観光客の利便性向上が図られる。 6000系はJR東日本から譲り受けた元205系で、2012年から導入。今回改装されるのはそのうちの3両編成1本となる。 《佐藤正樹(キハユニ工房)》