初飛行として11日午前9時35分ごろに開発拠点のある愛知県の県営名古屋空港を離陸した国産の小型ジェット旅客機MRJは、太平洋の上空を飛行したあと、午前11時すぎに県営名古屋空港に着陸しました。 今回の初飛行で大きな問題がなければ、プロペラ機の「YS-11」以来、半世紀ぶりとなる国産旅客機の開発は、実用化に向けて大きく前進することになります。
初飛行として11日午前9時35分ごろに開発拠点のある愛知県の県営名古屋空港を離陸した国産の小型ジェット旅客機MRJは、太平洋の上空を飛行したあと、午前11時すぎに県営名古屋空港に着陸しました。 今回の初飛行で大きな問題がなければ、プロペラ機の「YS-11」以来、半世紀ぶりとなる国産旅客機の開発は、実用化に向けて大きく前進することになります。
約半世紀ぶりの国産旅客機である三菱リージョナルジェット(MRJ)の初飛行。記者は厳戒体制の愛知県営名古屋空港(愛知県豊山町)に張り付き、その歴史的瞬間をこの目で見た。開発を始めてから10年以上をかけてこぎつけた初飛行だけに、航空関係者にとっては直前の緊張感、そして成功の喜びはひとしおだった。記者も思わず感激した。 朝起きると、現地の空は晴れ渡っていた。薄い雲はあるが、飛行の支障になるほどではなさそうだ。当日の天候によっては、直前に延期となる可能性もあったが、これなら心配ない。 日頃、飛行機マニアらでにぎわう展望台だが、MRJの飛ぶ可能性がある9~13日は閉鎖された。初飛行だけに万全を期したようだ。このため、空港内には限られた関係者のほかは報道陣しか入れない。マスコミ関係者だけで200人近くが詰めかけた。その一人となった幸運をかみしめた。 集合は午前6時半。滑走路の脇の建物からその瞬間を待つ
半世紀ぶりの国産旅客機となる三菱航空機のMRJは11月11日、初飛行を成功させた。午前9時35分に愛知県の県営名古屋空港を離陸したMRJの飛行試験初号機(登録番号JA21MJ)は、1時間27分後の午前11時2分、同空港へ着陸した。離陸と着陸の瞬間には、招待客から歓声と拍手があがった。 初飛行を成功させた初号機は、三菱航空機のチーフテストパイロットの安村佳之機長(58)とテストパイロットの戸田和男機長が操縦。安村機長が一般に機長席と呼ばれるコックピットの左席、副機長の戸田機長が右席に座り初飛行に挑んだ。また、飛行データを計測するエンジニア3人も同乗した。 一方、空港を管理する愛知県が混乱を避けるため、空港付近での見学の代わりとして勧めたインターネットサイト「USTREAM(ユーストリーム)」による生中継は、アクセスが殺到してつながらなくなり、離陸の瞬間を視聴できなかった人もいた。 初飛行を終
半世紀ぶりに開発が進められている国産の小型ジェット旅客機、MRJは、午前9時35分ごろに開発拠点のある愛知県の県営名古屋空港を離陸しました。初飛行では上昇や下降、それに旋回などの動作を確認し、およそ1時間後に空港に戻ることになっています。
半世紀ぶりの国産旅客機として開発が進められている「MRJ」のブレーキやハンドル操作が離着陸の際に正確にできるかを確認するため、地上を走行する試験が初めて実施されました。 この一環として離陸や着陸の際にブレーキやハンドルの操作が正確にできるかを確認するため、8日、愛知県豊山町の県営名古屋空港の敷地内で、地上を走行する試験を初めて実施しました。 8日午前8時半すぎにエンジンを稼働させたMRJの機体は、滑走路の横のスペースで最大で時速9キロのゆっくりとしたスピードで、直進しては停止する動きを繰り返し、1時間半かけておよそ700メートルを走行しました。 走行試験は今後スピードを上げて続けることになっていて、三菱航空機はその性能を今月15日からパリで始まる世界最大規模の航空ショーで各国の航空会社にアピールしたい考えです。 ただ現在、再来年としている第1号機の納入時期はすでに3回延期されているだけに、
およそ半世紀ぶりの国産旅客機として開発が進められ、去年、機体が完成した小型ジェット機「MRJ」は、早ければことし5月29日に愛知県沖でシステムなどを調べるためのおよそ1時間にわたる初飛行を行うことになりました。 MRJは、「YS-11」以来の国産旅客機として三菱重工業の子会社で愛知県に本社のある三菱航空機が開発している小型ジェット機で、去年、機体が完成しました。 関係者によりますと、地上で強度などを調べる試験が順調に進んでいることから、三菱航空機は初めての飛行試験の計画を固めたもので、ことし5月29日の実施を目指すとしています。 具体的には、県営名古屋空港を飛び立って愛知県の上空を伊勢湾に抜け、太平洋上を飛行した後、県営名古屋空港に戻る計画で、およそ1時間の初飛行を予定しているということです。 そして、飛行機のさまざまなシステムを一つ一つ厳しく調べ、設計されたとおりに機能するか確認する作業
日本航空(JAL)は、三菱航空機と三菱リージョナルジェット(MRJ)32機を確定発注する正式契約を締結した。 両社は2014年8月28日にMRJ32機の導入に関して基本合意。JALでは、MRJの高い性能や、導入後の運航支援などに関する三菱航空機からの提案を高く評価して今回、確定発注した。 三菱航空機にとって、MRJの合計受注機数は、今回の契約を含めると407機で、確定が223機、オプションが160機、購入権が24機。JALへの納入は2021年に開始する予定。 契約した32機は、JALグループのジェイ・エアが運航する予定。JALグループでは、MRJを地方ネットワーク路線の主力機として活用していく。また、リージョナルジェット機を運航する航空会社としてのノウハウを活用しながら、初の国産ジェット旅客機の誕生に向け貢献するとしている。 《レスポンス編集部》
1月13日に実施したリージョナルジェット機「MRJ」のエンジンの試験運転について、三菱航空機は14日、写真を公開した。 MRJは4-6月期の初飛行に向け、開発が進められている。14日は右舷エンジンを初めて始動させ、動力系統や油圧、燃料、空調、電気系統などの各種システムが作動したことを確認した。試験運転は県営名古屋空港のエプロン(駐機場)で実施した。 MRJが採用するエンジンは、米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)製のギヤード・ターボファン・エンジン「PurePower PW1200G」。PurePowerシリーズは、エンジンのファンを低圧コンプレッサーとタービンとは異なる速度で動作させることができるギア・システムを採用しているのが特徴。このシステムと新設計のエンジン・コアを組み合わせることで、燃費と排気、騒音を改善している。同シリーズのうち、PW1200GはMRJ用に開発されたもの。
三菱航空機は1月13日、4-6月期の初飛行に向けて開発を進めているリージョナルジェット機「MRJ」のエンジンの試験運転を初めて実施したと発表した。初飛行に向け、各種試験を本格化させる。(エンジン試運転の写真はこちら) MRJが搭載するプラット・アンド・ホイットニー製PW1200エンジン=14年10月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire 飛行試験初号機に搭載したエンジンは、米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)製のギヤード・ターボファン・エンジン「PurePower PW1200G」。右舷エンジンを初めて運転し、動力系統や油圧、燃料、空調、電気系統などの各種システムが作動したことを確認した。試験運転は県営名古屋空港のエプロン(駐機場)で実施した。 また、三菱重工業(7011)の名古屋航空宇宙システム製作所(名航)小牧南工場に隣接する技術試験場で
初の国産ジェット旅客機「MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)」の開発が最終段階に入る。18日、ほぼ完成した飛行試験用の機体が、愛知県の三菱重工業の工場で公開された。残る地上での試験が順調に進めば、来年春には「日の丸ジェット」が初めて空を飛ぶ。 MRJの開発は2008年に始まった。開発費は約1800億円。当初は13年の納入を目指していたが、開発に手間取り延期を繰り返してきた。三菱重工の大宮英明会長は航空関係者ら約500人を前に、「メード・イン・ジャパンの旅客機が夢から現実へと姿を変えようとしている」と話した。 初の国産ジェット旅客機「MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)」の開発が最終段階に入る。18日、ほぼ完成した飛行試験用の機体が、愛知県の三菱重工業の工場で公開された。残る地上での試験が順調に進めば、来年春には「日の丸ジェット」が初めて空を飛ぶ。 MRJの開発は2008年に始…
およそ半世紀ぶりの国産旅客機として開発が進められている小型ジェット機「MRJ」の初めての機体が完成し18日、愛知県の工場で公開されました。 「MRJ」=三菱リージョナルジェットは、三菱重工業の子会社「三菱航空機」が開発している小型ジェット機です。飛行試験用の初めての機体が完成し、愛知県豊山町の工場で行われた式典で関係者に公開されました。 機体は全長が35.8メートル、全幅が29.2メートルで、両翼には1基ずつエンジンがあります。機内には78から92の座席が設けられることになっていて、新興国を中心に需要が高まっている近距離の地域を結ぶ路線での利用が想定されています。 会社側では、今月から愛知県内で機体の強度を確かめる試験を始めていますが、飛行試験用の機体が完成したことで、来年4月にも飛行試験を行う計画です。そして順調に進めば、早ければ3年後の平成29年4月に量産型の最初の飛行機が全日空に引き
国産初となる小型ジェット旅客機「MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)」の地上試験場と試験機が3日、三菱重工業小牧南工場(愛知県豊山町)で公開された。試験は今秋から1年半の予定。突風や着陸時の衝撃などを想定し、機体の強度や耐久性などを確かめる。 試験機は、組み上げられた鉄骨によって、地上から1・5メートル浮いた状態に固定された。脚部分にかかる力の影響をなくし、できるだけ飛行中の環境に近づけるための工夫だ。 試験では、機体が、日米など主要国の航空当局が決める安全基準を満たすかを確認する。油圧で動く機械や圧縮空気で力を加え、通常の飛行で想定される1・5倍の負荷でも部品が壊れないかを調べる実験もある。 MRJは17年春の初納入をめざして三菱重工の子会社、三菱航空機が開発を進めている。来年春からは試験飛行を始める予定。安本弘昭・三菱航空機試験管理室主任は「MRJのスタートに向け、安全性を確認す
およそ50年ぶりの国産旅客機として開発中の小型ジェット機「MRJ」は、実用化に向けた試験が始まることになり、愛知県の施設で機体の強度を確認する試験の現場が公開されました。 「MRJ」は三菱重工業の子会社の三菱航空機が国の支援を受けて愛知県で開発を進めており、3年後の平成29年4月に第1号機が全日空に引き渡される予定です。 実用化に向けては、機体の強度や耐久性を確認する「地上試験」と、実際に空を飛ばす「飛行試験」が実施されることになっており、このうち地上試験が始まるのを前に、3日、愛知県豊山町にある試験場が報道陣に公開されました。 この試験は、MRJの大きさに合わせて組まれた幅32メートル、全長40メートルの鉄のやぐらの中に機体をつり下げ、上や下から主翼や胴体に油圧で重みをかけて強度が十分かを調べるものです。 試験はこの夏に開始され、1年から1年半にわたって実施される予定です。 一方、飛行試
国産の旅客機として、およそ半世紀ぶりに開発が進められている小型ジェット機の「MRJ」は、最終段階となる飛行試験を来年秋からアメリカで実施することが決まり、早ければ3年後の4月に、第1号機が航空会社に導入される見通しになりました。 MRJは三菱重工業の子会社が国の支援を受けて開発を進めている小型のジェット機で高い省エネ性能を持ち、すでに全日空とアメリカの航空会社2社から合わせて325機を受注しています。 MRJは航空会社の引き渡しに向けて、初めての試験飛行を国内で来年4月にも行う計画ですが、最終段階となる特殊な気象条件での離着陸などの飛行試験を来年秋からアメリカで実施することが新たに決まりました。 MRJは設計を一部見直したことなどから、これまで引き渡し時期の延期が相次いでいましたが、会社側は今回は技術的に一定のめどがついたとしています。 最終段階の飛行試験で問題がなければ現在の予定どおり、
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