米ラスベガスで、世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)2012」が始まった。今回話題を集めている家電のひとつが、有機ELテレビだ。 この分野ではソニーが世界に先駆けて2007年に商品化に成功したが、2010年をもって生産を終了してしまった。韓国メーカーが大型の有機ELテレビを発表したが、ソニーは対抗策を考えているのだろうか。 生産終了の理由は「青少年ネット規制法」 韓国サムスン電子とLG電子は、「CES 2012」開幕前日の米国時間2012年1月9日に相次いで55型の有機ELテレビを公開した。両社とも2012年中に製品化、発売を予定している。 有機ELは、既に一部のスマートフォンやタブレット型端末の画面に採用されている。コントラスト比が高くて鮮やかな画質を再現でき、視野角が広く薄型軽量、そのうえ省電力とさまざまな特性をもつ。半面、これまで大型化は技術的に難
ソニーは8月31日、新開発の有機ELパネルを採用した3D対応のヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T1」を発表した。Blu-ray 3Dや「プレイステーション3」用ゲームなどの3Dコンテンツで「3Dシアターにいるような没入感を味わえる」という。11月上旬に発売する予定で、価格はオープンプライス。店頭では6万円前後で販売される見込みだ。 ヘッドフォン内蔵のヘッドマウントディスプレイとHDMIの入出力を持つプロセッサーユニットで構成されるパーソナルなシアターシステム。3D対応のBDレコーダーや「プレイステーション3」と接続するだけで3Dコンテンツを楽しめる。ディスプレイ部にバッテリーなどは搭載せず、専用ケーブルを介してプロセッサーユニットからディスプレイに電源を供給する仕組み。専用ケーブルの長さは約3.5メートルだ。また、プロセッサーユニットには別途HDMI出力が用意されているため、テレビも接
ソニーが半径4mmの太さに巻ける動画再生なフレキシブル有機ELを開発できたことを発表しましたが、「将来的にはこんなパソコンも出るのではないか」とフレキシブル有機ELのタッチパネルを使ったブレスレット型パソコンのコンセプトデザインが考えられています。 詳細は以下から。 Sony Nextep Computer Concept for 2020 by Hiromi Kiriki >> Yanko Design デザイナーのHiromi Kirikiさんによって作られたブレスレット型PC。 柔軟に曲げられるフレキシブル有機ELであれば、身につけて持ち運びやすくなります。 タッチパネルを引き出してキーボードとして使用することが想定されています。 手首に着けたところ。 カラーバリエーションも考えられています。 フレキシブルディスプレイが普及すれば、パソコンだけでなく携帯電話やゲーム機などもより柔軟な
ソニーの有機ELテレビ。11型で最薄部の厚さは約3ミリだ ソニーは、2007年12月に世界で初めて市場投入し、国内で1社だけ販売している「有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)テレビ」の国内出荷を、3月いっぱいで終える。すでに生産は終了しており、ネットでの販売もとりやめた。ソニーの撤退で、日本市場から有機ELテレビが消えることになる。 ソニーは撤退する直接の理由を「昨年4月施行の有害サイト規制法に基づき、有害サイトの閲覧制限機能のないデジタル家電は今年4月以降出荷できなくなる。有機ELテレビには、その機能を付けていない」と説明している。閲覧制限機能を取り付けることも可能だが、「有機ELテレビは発売から2年がたち、需要は一巡した」(広報担当者)と判断。今後は手持ちの在庫分だけの販売となる。 ソニーは有機ELテレビを次世代の薄型テレビの「本命」と位置づけ、07年12月に他社に先駆けて11
2007年にソニーが世界初となる有機ELテレビ「XEL-1」を発売しましたが、100万:1というコントラスト比や色再現性、動画性能などにおいて高い性能を実現しているのとは裏腹に、お世辞にも大きいとは言えない11V型の画面サイズや価格の高さが普及のネックとなっていました。 しかし現在アメリカで開催されている家電製品の見本市「2010 International CES」において、ソニーが従来よりも画面が大きくなった上に、3D立体映像にも対応した有機ELテレビを展示しました。 詳細は以下から。 Sony OLED 3D TV eyes-on -- Engadget Sony Emphasizes 3D Across All HDTV Lines - PC World これらの記事によると、ソニーは現在一部市場で他社から販売されている15インチモデルよりも大きい、24.5インチの有機ELテレビを
ソニー、東芝松下、シャープなどが大型有機ELを共同開発 −2010年代後半に40型フルHDで40W以下。材料/製造メーカーも ソニーや東芝松下ディスプレイテクノロジー、シャープ、出光興産など11社/研究所は10日、大型有機ELディスプレイの基盤技術を共同で開発することを明らかにした。40型のフルHDパネルで、消費電力40W以下など、2010年代後半に40型以上で、低消費電力の有機ELを量産実用化することを目指す。研究開発期間は2008年から2012年までの5年間。事業費は年間約7億円を目安としている。 これは、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)が手掛ける、「次世代大型有機ELディスプレイ基盤技術の開発(グリーンITプロジェクト)」事業として実施される。同プロジェクトの実施にあたり、NEDOは4月11日〜5月20日の間に公募を実施。審査の結果、ソニ
ひとことで表現すると「感動できる画質」である。 「液晶テレビのように見る角度で色が変わらない」とか、「輝度ムラが少ない」とか、「暗いところが緻密に再現されている」とか、「(イタリアの)“カプリの洞窟”のように深い青がロマンチックだ」とか──色々書くべきことはあるが、そんなありきたりな文言を読まされるより、まずは実機を観てもらったほうが早いと思う。周囲のテレビと見比べれば、「別次元の画」であることがひと目で分かるはずだ。 パネルサイズは11インチと大きくはない。画素数もフルHD(1920×1080ドット)の1/4(960×540ドット)しかないが、ソースの違いを恐ろしいほど克明に描き分けてくれる。
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