人類移住や資源開発などを目的に、ロボット技術を駆使した無人惑星探査ビジネスが始まりつつある。実際に関連法案の議論が米国では進んでいるのだ。 前回は、近年加速する宇宙とITの融合について、特に地球近傍の衛星ビジネスを取り上げた。今回は惑星探査ビジネスを紹介したい。 現代のゴールドラッシュ 惑星探査というと2010年に地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」のように科学探査のイメージを持たれる読者も多いかと思うが、米国を中心に将来的な人類移住や資源開発などを目指した無人惑星探査ビジネスが始まりつつあり、昨今話題のロボット技術との融合が進んでいるのだ(なお、有人の宇宙旅行や惑星移住に関しては別項でお伝えしたいと思っている)。 例えば、米Google創業者のラリー・ペイジ氏や同会長のエリック・シュミット氏の支援を受けている資源探査ベンチャーの米Planetary Resourcesは、日本のはやぶさ