九州南部で27日に降った大雨で、鹿児島県肝付町の宇宙航空研究開発機構(JAXA)・内之浦宇宙空間観測所内で土砂崩れが発生し、通信ケーブル施設の一部が破損したことが分かった。このためJAXAは28日、7月10日に観測所で予定していた観測ロケットS−310−41号機の打ち上げを延期すると発表した。打ち上げ日は未定。 観測所によると、27日午後3時半ごろ、観測所内の道路が幅約20メートルに渡って崩壊し、道路下にある鉄塔が倒れた。鉄塔が支えているケーブルは、観測所近くにあるレーダーセンターとの通信に必要で、ロケット打ち上げに不可欠な設備。復旧を急いでいる。 鹿児島地方気象台によると、23日の降り始めからの同町の雨量は630ミリに達し、6月の1カ月分(平年値)を約70ミリ上回った。同町では土砂崩れが相次ぎ、7集落202世帯350人が一時孤立した。【新開良一、村尾哲、黒澤敬太郎】
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