県と高知市が合同で建てる新図書館の起工式が28日、高知市追手筋の建設予定地(追手前小学校跡地)で行われ、尾崎知事や岡崎誠也市長ら関係者が工事の安全を祈った。 新図書館は鉄筋コンクリート5階建てで、点字図書館や、こども科学館を併設する複合施設。蔵書は最大205万冊。 建設については、入札不調が相次ぎ、5月にようやく業者が決定。そのため、工事着手が大幅に遅れた。完成は2016年8月で、開館は、当初予定していた15年度末から1年ずれ込んだ16年度末になるという。 式には約50人が出席し、くわ入れなどの神事が行われた。尾崎知事は「ようやくこの日を迎えられて感慨深い。様々なニーズに対応できるレベルの高い図書館を目指したい」と述べ、岡崎市長も「西日本有数の規模で、年間100万人の来館者を予想している。中心市街地の活性化も大いに期待できる」と話していた。