大阪府教委は1日、6月に実施した府独自の学力テスト「大阪府学力・学習状況調査」の市町村別結果を公表した。 今回から児童・生徒に在籍校の平均正答率を通知するが、「学校の序列化につながる」との反発が強いため、府教委は個別通知にとどめ、学校別結果は開示しない方針。一方、同府泉佐野市の千代松大耕(ひろやす)市長は「市長判断」で2日、学校別の公表に踏み切る。大阪市の橋下徹市長も全国学力テストで2014年度をめどに公表する意向を示しており、波紋が広がりそうだ。 在籍校の平均正答率は、児童・生徒に渡す成績表に記す形で通知する。成績表はすでに市町村教委に送られ、各校で配布が始まっている。一方、千代松市長は2日午前、市のホームページで小規模校の1校を除く全17小中学校の平均正答率を公表する。 府学力テストは、全国学力テストが抽出方式になった際、知事だった橋下市長の意向を受けて昨年度から実施。昨年度は府全