イセンメセズ!(タタール語で"こんにちは") ところで現代タタール語は、全39字からなるキリル文字を導入しています。上述のあいさつは《Исәнмесез》と綴られます。 タタールスタンの映画監督イルダル・ヤガファロフ氏による映画「イセンメセズーー生きているか」のポスター。映画はタタール文化やタタール性にも踏み込み、これらが「生きているか」問うものでもあったことから、昨年タタール世界では大きく話題になった。 それはともかく、映画タイトルにもなっている「Исәнмесез?」を斜字体で綴った例。 ちょっと前のめりになってしまいました。タタ村(@tatamullina)です。 今回はキリル文字の話ーーとくに、キリル文字で綴る言語を学び始めた人がつまずきやすい「キリル文字筆記体」を取り上げたいと思います。 なぜあえて「筆記体」かといえば、筆記体はブロック体を書く2〜3倍のスピードで書字できるので、