水俣病の患者団体などと伊藤環境大臣との懇談の場でマイクの音が切られた問題を受けて、8日から熊本県水俣市で改めて懇談が開かれています。伊藤大臣は謝罪したうえで、団体側が求めている患者の認定制度の見直しについては、これまでの国の立場を説明するにとどまりました。 冒頭で伊藤大臣は、ことし5月の懇談の場で起きた環境省の職員がマイクの音を切ったことについて「大変、不適切なことで改めておわびする。水俣病に苦しむ人の発言に真摯(しんし)に耳を傾けるという意識が欠落し大いに反省する。公害の歴史と経緯を踏まえ、寄り添って対応できるよう、環境省をあげて取り組みたい」と述べました。 そのうえで、団体側が求めている患者の認定制度の見直しについては、「これまでの最高裁判決でも今の認定基準は否定されていないと理解している。因果関係などを総合的に検討する」と、これまで国が示してきた考えと同じ方針を回答しました。 団体側
Published 2024/07/08 09:32 (JST) Updated 2024/07/08 09:49 (JST) 伊藤信太郎環境相は8日、水俣病被害者団体との再懇談で、被害者側からの共同要求書で見直しを求められた患者認定制度について「総合的に検討してもらっていると考えている」と述べ、被害者側は「ゼロ回答だ」と反発した。
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