マイクロプロセサの消費電力が増加し、最上位のPentium 4プロセサでは100Wを超える電力になっているのはご存知の通りである。図1は2001年のISSCCでのIntel社のGelsinger副社長の基調講演で示されたものであり、2005年には数KWになると予想している。また、図2はCPUチップの平方cmあたりの消費電力密度の推移を示した図で、既にホットプレートを超え、原子炉に近づいており、このまま延長すると2010年には太陽表面と同程度となるというショッキングな図である。このように、Intelも消費電力の増加の問題を十分承知していた筈であるが、電気を喰うNetburstアーキテクチャのPentium 4のクロック周波数を上げ続ける路線を継続した。しかし、2004年になってようやく、これではどうにもならないと省電力に舵を切りなおした訳である。 その省電力の切り札がマルチコアである。しか
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