組織的にマルウェアを操って各国の政府機関などから大量の情報を盗み出しているサイバースパイネットワークの存在を指摘する報告書が発表された。 セキュリティ研究者らが参加する調査機関のInformation Warfare Monitor(IWM)とShadowserver Foundationは4月6日、組織的にマルウェアを操って各国の政府機関などから大量の情報を盗み出しているサイバースパイネットワークの存在を突き止めたと発表した。 8カ月に及ぶ調査で作成した報告書によると、このネットワークはマルウェアを使い、複数の国で政府、企業、研究機関などのコンピュータネットワークへ組織的に侵入していた。チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマの事務所やインドの国家安全保障機関などから情報を盗み出したほか、膨大な量の国家、企業、個人についての情報を盗んでいたことが分かったとしている。 攻撃側はクラウドコンピュ