食卓に身近な野菜の高値が続いている。キャベツや白菜といった葉物野菜が顕著で、スーパーマーケットでも手に取るのをためらってしまう。この価格高騰の波はいつまで続き、乗り切るにはどんな工夫をすればいいのか。野菜を熟知する関係者に聞いた。 今月中旬、東京都豊島区の大手スーパー。白菜は4分の1カットで248円(税別)。買い物カートを押していた若いカップルは「4分の1でこの値段? 高い」とつぶやくと、手に取ることもなく通り過ぎた。隣のキャベツは1玉298円(同)。1月より落ち着いたとはいえ、例年よりも高いと感じる。 野菜の高値で、献立と家計のやりくりに苦心する声が相次ぐ。東京都三鷹市の主婦は、「1玉300円を超えたら、キャベツは買えない。焼きそばを作って食べたいけれど、キャベツなしにするかメニューを変えるか。悩ましいです」とこぼす。横浜市の主婦も「鍋料理も白菜は使わず、モヤシと水菜と豆苗(とうみょう)
