研ぎ洗いの手間がなく、水をいれるだけですぐにお米が炊ける便利な無洗米。しかし、「精白米と比べて無洗米はおいしくない」「炊き上がりがボソボソしている」など、ネガティブなイメージもあります。 今や愛用者も多い無洗米ですが、なぜこのようなネガティブなイメージが定着するようになったのでしょうか? そこで今回は、1991年に世界で初めての無洗米である「BG無洗米」を開発・発売した東洋ライス企画広報部の関さんに「無洗米はまずい」と言われるようになった理由について伺いました。また、無洗米を使うことによる“意外なメリット”についても話を聞きました。 ――「おいしくない」というイメージが定着してしまっている無洗米ですが、そもそも無洗米は精白米と何が違うのか教えて下さい。 まず、精白米は一般的に玄米を精米したお米のことを指します。精白米は、玄米から精米する過程で胚芽を含むヌカを取り除いているのですが、まだ表面