気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 先月、ある生命文明研究家のお誘いを受けて、インドネシアのバリ島に行ってきました。訪れたのは、市街地から1時間半ほど奥に入った内陸部にある、ウブド村という集落です。 私たちは日々の仕事の忙しさにまぎれ、本来持つ人間らしい生き方を忘れ、失っているように思います。ウブド村を訪ねたのは、こうした人間らしい生き方をバリの豊かな自然の中から、また地元の人たちの生活文化の中からすくい上げ、それを仕事に生かそうと思ったからです。 滞在中、打楽器による合奏音楽のガムランや、ケチャ(男声合唱・舞踏劇)、バロンダンス(野外劇)などの伝統音楽・舞踊を間近でじっくりと鑑賞する機会にも恵まれました。鐘のような独特の音色を奏でるガムランは、人間の耳で聞き取れる可聴音域を超