『ケルト/装飾的思考』(筑摩書房)、『装飾する魂』(平凡社)等の著者で、多摩美術大学・芸術人類学研究所長、ケルト芸術文化研究家の鶴岡真弓さんが、この度アイルランドの至宝『ケルズの書』の決定版/訳書(B・ミーハン・岩波書店刊)を出版されました。 『ケルズの書』刊行を記念し、作家・編集者で日本の宗教美術に詳しい畑中章宏さんをお迎えして、スコットランド・アイルランド・ウェールズを中心とするケルト文化圏と、私たちが住む日本列島の信仰、装飾文化について、当店にてお話していただきます。 ケルト美術の最高傑作、世界で最も美しい本といわれる彩飾福音書写本『ケルズの書』には、組紐文、渦巻文、鳥・動物・植物文、幾何学文が複雑にからみ合いケルト文化・アート・デザインならではの豊饒な装飾世界を形づくっています。 かつては中央・東ヨーロッパまでを覆ったケルト人の宗教観、世界観はどのようなものであったのか。 またそれ