ポートノッキングとはデフォルトではファイアウォールによって閉じられているポートを外部から密かに開く方法です。ポートノッキングでは予め決めておいた順番で閉じているポートを叩きます。正しい順番のポートの"ノック" (接続試行) を受け取ったとき、ファイアウォールは特定のポートを開いて接続を許可します。 標準的なポートスキャンに対して、ポートのサービスが使われていないかのようにみせかけることができるという利点があります。この記事ではデーモンや iptables を使ってポートノッキングを利用する方法を説明します。 警告: ポートノッキングはあくまでセキュリティ戦略の一環として考えてください。ポートノッキングだけでシステムを防護することは不可能です。遮蔽によるセキュリティ (攻撃者が知らないことを前提とするセキュリティ) は脆いものです。SSH を保護する場合、ポートノッキングと組み合わせて使うこ
Android 13 DP1をインストールしたPixel 6上で、Windows 11や各種Linuxディストリビューションを動作させられることが明らかになりました。 スマホでWindows環境を使える 先日発表されたAndroid 13 Developer Preview… 今回Danny Lin @kdrag0n氏が、pKVMが有効化されているPixel 6・7シリーズで簡単にLinux VMをセットアップできるようにするアプリ『Nestbox』を公開しました。 今のところPatreonで支援した人にだけ配布されています。 Patreon Android 13をプリインストールしたPixel 7シリーズでは最初からpKVMが有効化されているため、Nestboxを使えば非rootでLinux環境を使えます。 残念ながらPixel 6シリーズでは有効化されておらず、今のところBootloa
はじめに OpenAIによって開発されたChatGPTが話題になっています。特に、2023年3月14日に公開された最新モデルであるGPT-4は、これまで私達がAIに持っていた認識を根底から覆したのではないでしょうか? 私は、「普通に人間とやりとりしているのと変わらんやん…」と率直に驚きました。 エンジニアの業務の中でも、自動コーディング支援、技術的課題の壁打ち相手、ドキュメント自動生成、学習支援等さまざまな用途に活用する可能性を皆さん検証している段階です。私もその波に乗っている真っ最中です。 そこで今回は、ソースコードリーディングをChatGPTをメンターにしたら爆速にできるのではないか?という仮説を検証してみました。 そしてどうせやるなら、ソースコードリーディングのハードルの高さナンバーワン(個人調べ)の「Linuxカーネル」を題材にしてみました。 なお、使用したモデルはGPT-4です。
Linux Daily Topics そのパッチは受け取れない ―ロシアの半導体メーカーに在籍する開発者、カーネルパッチを拒否される オープンソースの開発は国籍や人種、宗教、さらにはイデオロギーや政治的立場も超えて中立であるべきだ ―こう考える開発者は少なくないだろう。実際、多様性はオープンソースの美点のひとつでもある。とくにLinuxカーネルのような巨大なオープンソースプロジェクトの場合、さまざまなバックグラウンドをもつ開発者を公正に包摂していくDE&I(Diversity, Equity & Inclusion)の概念をコミュニティに浸透させていくことはプロジェクトにとっての使命といってもいえる。 だが、現在進行中の国際紛争の、それも侵略国側のテクノロジに関連した企業に所属するエンジニアが、他国のエンジニアと同様にオープンソースプロジェクトの開発に貢献することは認められるべきなのだろう
Linuxにおけるデバイスファイルはデバイスをファイルという概念を通して扱えるようにしたものです。デバイスファイルは通常のファイルと同様に読み書きを行うことができます。しかし実際には、その読み書きはデバイスドライバを通じてデバイスの制御に変換されます。 この記事では、デバイスファイルへの読み書きがどのようにデバイスの制御に変換されるのかを説明します。デバイスファイルはデバイスドライバとファイルの2つのコンポーネントに依存したものであるので、最初にデバイスドライバ、次にファイルについて説明し、最後にデバイスファイルがどのようにデバイスドライバと結び付けられるかを解説します。 この記事の内容は主に詳解 Linuxカーネル 第3版及びhttps://github.com/torvalds/linux/tree/v6.1によります。 目次 デバイスドライバ デバイスドライバの実例 read_wri
News 2019-12-21: Easy to install precompiled JSLinux demo 2019-02-10: compilation fixes 2018-09-23: Changed name from riscvemu to TinyEMU Single executable for all emulated machines Added a RISC-V Buildroot port with an integrated RISC-V 32 bit and 64 bit toolchain Support for separate RISC-V BIOS and kernel 2018-08-29: compilation fixes 2017-08-06: added JSON configuration file added graphical di
Linuxカーネル内にWebAssemblyランタイムを実装し、ネイティブバイナリよりも高速に実行可能にする「Kernel-WASM」登場 代表的なWebAssemblyランタイムの1つであるWasmerを開発しているWasmer社は、Linuxカーネル内にWebAssemblyランタイムを実装することで、安全かつ通常のLinuxバイナリよりも高速にWebAssemblyバイナリを実行可能にするオープンソースソフトウェア「Kernel-WASM」を公開しています。 (2023/2/13追記 このKernel-WASMの開発は2020年で止まっておりましたことを見落としていました。最近になって海外で話題になっており、新しい話題だと勘違いしたことが原因です。古い情報であることを基にした記事となっておりますことをお詫びいたします) Linuxカーネル内のWASMランタイムは第二のOS 同社はLi
This project contains two programs: blink is a virtual machine that runs x86-64-linux programs on different operating systems and hardware architectures. It's designed to do the same thing as the qemu-x86_64 command, except that Blink is 221kb in size (115kb with optional features disabled), whereas qemu-x86_64 is a 4mb binary. Blink will run your Linux binaries on any POSIX system, whereas qemu-x
Linus Torvaldsは12月11日(米国時間)、前週の告知どおりに「Linux 6.1」の正式リリースをアナウンスした。 Linux 6.1 -Linus Torvalds Linux 6.1はメインライン開発ではじめてRustを採用したことが大きな話題となったが、そのほかにもユーザ空間におけるメモリサニタイザーツールに似た動的エラー検出の「KMSAN」やB-treeベースのデータ構造「Maple Tree」、AMDの新しいPMFドライバのサポートなど多くのアップデートが行われている。Googleの開発者がメインラインへのマージを提案してきた「MGLRU(Multi-generational LRU)」もそのひとつで、古参のカーネル開発者であるAndrew MortonもMGLRUのメインライン化をバックアップしてきた。 Linuxカーネルではメモリ管理に「LRU(Le
マイクロソフト「.NET 7」正式リリース。パフォーマンス改善、Linux対応向上、コンテナ生成、ネイティブコンパイラ搭載など新機能 マイクロソフトは同社の包括的なアプリケーションフレームワーク「.NET 7」の正式リリースを発表しました。 It’s here – and it’s blazing fast… Announcing .NET 7, the fastest .NET yet with new enhancements for .NET MAUI, #ASPNET Core, Cloud Native, ARM64, Performance improvements, and more. Learn more: https://t.co/kGinyOaLBQ pic.twitter.com/yzCWEzlgzF — .NET (@dotnet) November 8, 2022
はじめに シェルスクリプトで二重起動防止やロックをする方法を検索すると、いろいろな方法や書き方が見つかりますが、どれを使えばよいのか、本当に正しく動くのか、不安になりますよね? ディレクトリ (mkdir) やシンボリックリンク (ln) を使った独自実装の例も見かけますが、エラー発生時や予期せぬ電源断、CTRL+C で止めたときなどでも問題は発生しないのでしょうか? まず、ディレクトリやシンボリックリンクを使った独自実装はしない。これを肝に銘じてください。シェルスクリプトでのロック管理はとても難しく、一般的な排他制御の知識に加えて、シェルスクリプト特有の問題、シグナルやトラップ、サブシェルや子プロセスの問題、さらには特定のシェル固有の仕様やバグなどさまざまな問題に対処する必要があり大変です。独自実装の例では古いロックファイルが残ってしまい、それをいつどのタイミングで片付ければ安全なのか?
Firecracker enables you to deploy workloads in lightweight virtual machines, called microVMs, which provide enhanced security and workload isolation over traditional VMs, while enabling the speed and resource efficiency of containers. Firecracker was developed at Amazon Web Services to improve the customer experience of services like AWS Lambda and AWS Fargate . Firecracker is a virtual machine mo
Back to blog How we added full networking to WebVM via Tailscale WebVM is a virtual Linux environment running fully client-side in the browser. It is based on CheerpX: our WebAssembly-powered x86 virtualization technology. Thanks to a powerful JIT recompilation engine, and an ext2 block-based filesystem, it makes it possible to run large-scale use cases: GCC / Clang / Python / Node.js / Ruby and m
九州支社技術部(九州・中四国事業部)所属。自作パソコン好きで、ハードウェア選定の仕事を与えると喜ぶ。最近は何でもコンテナにしたい教に入信し、コンテナ化の機会を虎視眈々と狙っている。 こんにちは、九州支社技術部(九州・中四国事業部)所属のy-morimotoです。 コンテナ使いたいけど、今までの構築手順がそのまま使えないので、いまいち導入できない。 そんなあなたにお勧めのコンテナ「仮想マシンのように使えるコンテナ」が実はあるんです。 それは「Linux Containers (LXC)」です。 1.LXCとは Docker が アプリケーションコンテナ化 だとしたら、LXC は OSコンテナ化 といったイメージになります。 (Kernelプロセス部分は共用で独立していないので、実際はOS丸ごとでは無いのですが) OS丸ごと風なので、使用感が仮想マシンに近くなるというわけです。 ただ、コンテナ
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