2023 年はビジネスとオープンソースの関係が難しくなった年であったように思います。 6 月には、フルタイムの Ruby コミッターとして研究開発を行っていたお二人がクックパッド社の人員削減の影響を受けたことに端を発して、オープンソースに深く関わってきた一部のソフトウェア・エンジニアを中心に、ビジネスとオープンソースの関係について議論がありました。 8 月には HashiCorp 社が自社のオープンソース製品群のライセンスを Business Source License 1.1 (BSL) に変更したことも話題になりました。 また 2023 年は、一年を通して大規模言語モデル (Large Language Models; LLM) が話題になった年でもあり、ビジネスにも大きな影響がありました。 大規模言語モデルとオープンソースの関係に焦点を絞っても、「非オープンソースのライセンスで公開
(以下は、以前投稿したこちらのコラム①、②の続きです。前段の議論はそちらをご覧ください。) 四つ目に紹介するインド民の代表的な言い訳論法は、④因果改謬:Elaborate wrong route course である。 これは、因果関係のないことを、さも原因・理由かのように使って説明を行い、責任や追及を回避する方法であり、前出の三つと比べて、「偽り」の要素を含むという意味で悪意がある論法だ。彼らも、元々の問題の責任に加えて、自分が嘘をついた責任まで取らされないように、分かりにくい形で因果関係を捻じ曲げて言い訳をしてくるが、もちろん言い訳をするほうにもリスクがあるので、意図的にこの論法を使用してくる割合は肌感では少ない印象だ。 早速例を見てみよう。 << オフィスのネットワークがいきなりダウンしたので、社内のIT管理部門に問い合わせたところ、「この地域のネットワーク全体がダウンしていることが
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く