
いつ体調不良になっても不思議はない―。廃炉に向けた作業が続く東京電力福島第1原発で、事故発生から約2年3カ月にわたり作業員の安全管理を担当してきた責任者たちが22日までに共同通信の取材に応じ、本格的な夏場を前に作業の過酷さや、体調管理の難しさを証言した。 事故対応拠点のJヴィレッジ(福島県楢葉町、広野町)で取材に応じたのは、日立GEニュークリア・エナジーの 吉田千秋 (よしだ・ちあき) さん(56)をはじめ、大手ゼネコン鹿島や建設会社東京エネシスの担当者計5人。 第1原発構内では1日に約3千人が作業に当たっている。このうち日立は主に4号機の、鹿島は3号機の原子炉建屋カバーを建設し、エネシスは汚染水をためる地上タンクの配管敷設などを請け負っている。 構内は依然として放射線量が高く、作業員は全面マスクと防護服を着用。建屋内などは通気性の悪い防水服を着なければならないケースもあり、吉田さんは「と
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