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感想と tenに関するiaskellのブックマーク (10)

  • nix in desertis:魔法使いの夜 レビュー

    『DDD』やらなんやらを追っておらず,竹箒の同人誌も買っていないので,実にhollow以来という久しぶりに読んだ奈須きのこの文章。それも彼が学生時代に書いたものをクリーンナップしたものという触れ込みの文章であったが,やはりこの人は魅せるのがうまいなと思った。どちらかと言えば,こんなに読ませる文章だったかなと見なおしてしまった。 さらに言えば,今回は非18禁=一般向けの作品であり,作中の恋愛できちんと実ったものは一つもない。単純に片思いと,恋と自覚されていない恋しかない作品であるのだが,Hシーンを入れなければならないという制約が無かったせいか,恋愛描写がきちんと書かれている。特に,青子と有珠の草十郎に対する感情が変化していく様子やその対比などが明確で,なかなかニヤニヤさせられることがしばしば。こいつら魔術師のくせして青春送ってるじゃないかと思うのだが,それもこれも主人公が草十郎だから成立した

  • 徒然モノクローム/流線形/フジファブリック - 超進化アンチテーゼ

    フジファブリックのニュー・シングルを聴いた。 3人体制になってからは初のシングルなんですけど、実にフジファブリックらしい楽曲ですね。 印象に残るキーボードのリフや和を感じさせるメロディや雰囲気、開かれたサビの開放感 所謂志村時代に於ける「虹」や「銀河」みたいな求心力のある楽曲で イントロだけでもうフジファブリックだって思える そんな記名性の高い音作りに感心したと同時に、山内ボーカルでもこういうタイプのひねくれポップを 耳に残るフックのあるナンバーを作れるんだなあ・・・と今のフジファブのポテンシャルを再確認出来るような そんなナンバーに仕上がってると感じました。「徒然モノクローム」。 「流線形」の疾走感のある、けど細やかさも目立つサウンドも聴いてて気持ちが良いし 小沢健二のカバー曲も入ってたりして実に磐石の仕上がり、 別バンドって印象持たれても仕方ないけれど でも、聴いてちゃんとこれはフジフ

    徒然モノクローム/流線形/フジファブリック - 超進化アンチテーゼ
  • nix in desertis:しろくまベルスターズ レビュー

    いいんですよ、クリスマスイヴだから奇蹟の一つや二つくらい起きる。 PULLTOP藤原々々ラインのゲーム。そしてその系譜を見事に受け継いでいる。雰囲気の良さもキャラの良さも、そしてシナリオのテーマさえも。絵も音楽もクオリティが高く安定している。また、シナリオがちょっと中だるみするという受け継がなくていい欠点まで受け継いでいる。逆に主人公像は新しい。『かにしの』の校編は根的に違うので例外中の例外としても、その他を見渡してもちょっといないタイプのような気がする(一部ルートでは草津拓也化するが)。まっすぐだけどおバカすぎず賢すぎず、仕事(と酒)への情熱を持った青年。けっこう真っ当にかっこいい。 個人的な感想としては、シナリオの出来としてななみ>きらら>硯>りりか。ななみルートは09年エロゲー史に残してもいいくらい出来が良い。なぜ当時もっと騒がれなかったのだろうと思うくらい。PULLTOP信者の

  • nix in desertis:俺たちに翼はないAfterStory レビュー

    FDにもその内容によっていろいろ種類があるが,これは確かにアフターストーリーであって,編の補完的内容であった。それはいちゃラブという点でもその通りだが,編に入れるべきであったがどうにも入らなかったエピソードをちゃんとやってくれたという点においてむしろ強調されるべきであり,評価されるべきであろう。特に,「選ばれなかったヒロインがその後どうなったのか」というのは作品の性質上非常に重要であった。全体としては,編のノリは全く変わっておらず,相変わらずテキストが楽しいため質としては全く問題が無い。編が好きなら普通に楽しめるだろう。 値段とボリュームに文句が出るのは当然である。あまりこの点について書かない私だが,作については書かざるをえない。アクティベート起動にされると中古で買い取り拒否になるので,事実上の値段が上がることまで踏まえると,この量でフルプライスは明らかに高い。まあ,半分はお布

  • Carnival SML - 新春!K氏の読む価値なし日記!

    http://d.hatena.ne.jp/kimagure/20040607/p1 - 2008年3月19日 20:33 - ウェブ魚拓

    Carnival SML - 新春!K氏の読む価値なし日記!
  • sayuraさんの「CARNIVAL」の感想

    これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。 ■積みゲー消化。 まず、最初にこの作品は他の方も言われていますが、小説を読まないと不完全な作品だと私も思います。 ゲームのみプレイしただけでは正直勿体ないと思うし、理沙と学の物語は完結しません。 小説の入手難度と仮に手に入ったとしてもその対価を考えると大変な事だとは思いますが・・・。 私は作をパッケージのイラストを見て興味を持ったクチです。 自分好みの絵でキャラゲーっぽく感じたのがそもそものきっかけで、評点(評価じゃない、あくまで高得点のゲーム) だけを見て「ああ、面白い作品なんだな」と漠然と考え、購入を検討しました。 しかしパッケージ版(中古)の価格は高騰しており、軽い気持ちで購入する事が出来る筈もなく 暫くの間

  • http://erogamescape.dyndns.org/~ap2/ero/toukei_kaiseki/memo.php?game=3478&uid=sonobe

  • violinsさんの「CARNIVAL」の感想

    これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。 瀬戸口作品に触れるのはswan songに続いて2作目ですが、相も変わらず心に響く作品を作ってくれています(CARNIVALの方が先に発売されていますが)。 小説版はまだ読んでいないので、ゲームのみでの感想です。 自分なりに考察(果たして考察と呼べるほどのものかは置いておくとして)すればするほど、好きになる。のめり込む。魅せられる。 こういう感情を持てる作品にこそ、出逢えて良かったと思えます。 いろいろ考えてみましたが、当たり外れなこと言ってるかもしれませんが、あまり気にせず。 以下、多分にネタばれを含みますのでご注意を。 ●概括 人は生まれながら罪を背負っている。多かれ少なかれ、それを意識しようとしまいと。 人は終局的には孤独な存

  • CARNIVAL

    「CARNIVAL」 /S.M.L 日記の内容を抜粋。 2005-07-19. ・S.M.Lの『CARNIVAL』、プレー開始。 『SWAN SONG』の発売も近づいてきたことだし、瀬戸口廉也&川原誠のコンビが手掛けたこっちの方もそろそろ崩し頃かと悟って着手。ストーリーとか前情報は特に仕入れてませんが、どうもサスペンスっぽい雰囲気。文体は、あー、あれです。饒舌。改行ナシでみっちり三、四行表示することなんてザラ。画面が字で埋め尽くされてしまうので、デフォルトのメッセージスピードだと目が追いきれない。仕方なくスピードを一段階下げてちょうど良くなりました。メッセージスピードを上げることはあっても下げることは滅多にない当方としても、さすがにアレは読みにくい。 んー、まだそんなに進んでいませんのであれこれ語ることもないですが、とりあえず町田康とか佐藤友哉あたりの作品が楽しめる人ならグッと来るだろうな

  • nix in desertis:俺たちに翼はない レビュー

    抜群におもしろかった。今年やったエロゲでは『しろくまベルスターズ』とベストエロゲ1位の座を争っている。 物語は,渋谷:池袋=3:1で混ぜたような大都市,ギバラこと柳木原を舞台に繰り広げられる一見して群像劇なのだが,実は……という話。目新しいものの,これがエロゲで初めての試みというわけではない。歴戦のプレイヤーなら○○と××足して二で割るとこうなるな……などと考えながらプレーしたのではないだろうか。また,その核心を特に隠す気は無いようで,勘の良い人なら第2章(つまり二人目の話)で,悪い人でも3章の途中までには気付くだろう(今回私は悪い人だったので,ガチでわかんなかった)。また,3章末には早くもネタバレしてしまっている。それだけシナリオに自信があるということだと思うし,実際におもしろかった。6章まであるが,核心が一応伏せてある3章までとそれ以降では,まるでゲームが異なる。シナリオのオチとしては

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