9月1日に三洋電機が発売した新しい炊飯器「匠純銅 おどり炊きシリーズ」は、その名の通り、内釜に銅を利用している。 昨年からのトレンドとなる内釜に新しい素材を使った製品の1つと分類できるが、炊飯器開発を担当する鳥取三洋電機株式会社 ホームアプライアンス事業部事業推進部・下澤理如担当部長はその見方を否定。その理由を次のように説明する。「内釜の素材というのは、炊飯器のハードウェア部分だが、ハードだけを変えてもおいしいご飯が炊けるわけではない。炊飯プロセスというソフトウェア部分とハードという両輪が揃うことで、初めておいしいご飯が炊けるのです」 下澤氏は、「炊飯器おじさん」と呼ばれる、家電業界の有名人。その下澤氏が自信を持ってアピールするハード、ソフトの両輪が揃った新製品とはどんなものか。その秘密を聞いた。 今年、新たに銅を使った炊飯器を投入したという事実だけを聞くと、昨年から始まった「内釜戦争」を