首脳会談後の記者会見で握手する石破茂首相(左)とインドネシアのプラボウォ大統領=西ジャワ州のボゴール宮殿で2025年1月11日、AP インドネシアは今月から、無料の学校給食を開始した。昨年10月に発足したプラボウォ政権の肝煎り政策だが、必要な費用は最大で年450兆ルピア(約4・4兆円)に上る。予算の捻出が課題で、国際社会からの支援も成否を左右することになりそうだ。 無料給食の対象は、幼稚園から高校生までの児童・生徒や妊婦ら。6日に国内38州のうち26州の一部学校で始まり、鶏肉の照り焼きや野菜炒め、ご飯、果物、牛乳などが約60万人に提供された。 インドネシアは2045年までの先進国入りを目指しており、アグス・ジャボ副社会相は「(プラボウォ)大統領は、この制度が栄養価の高い食事の提供だけでなく、優れた若者を育成するための投資となることを願っている」と述べた。