By Jean-Etienne Minh-Duy Poirrier これまで、脳の神経細胞での情報(信号)を送り出すのは「軸索」であり、信号を受け取るのが「樹状突起」であるとされてきましたが、樹状突起は情報を受け取るだけでなく、情報を処理している可能性があることが発見されました。 UNC neuroscientists discover new ‘mini-neural computer’ in the brain — News Room - UNC Health Care http://news.unchealthcare.org/news/2013/october/unc-neuroscientists-discover-new-2018mini-neural-computer2019-in-the-brain 神経細胞(ニューロン)の基本的な機能は、入ってきた情報(入力刺激)を他の細
123RF あなたは日頃、本を読んだり日記をつけたりしているだろうか。読んだり書いたりといった、脳を刺激する活動をできるだけ頻繁にすると、年を取っても頭をシャープに保つことができると、アメリカ神経学会の医学雑誌で報告された。 シカゴのRush University Medical CenterのRobert Wilson博士らが、294人の高齢者の記憶や、速度や空間の認知などの能力を調べたところ、本を読んだり、チェスをしたり、博物館を訪れたり、手紙を書いたり、といった頭に刺激を与える活動を頻繁にした人の方が衰えにくく、亡くなったときの認知機能が高いことが分かった。そういった活動は、レーヴィ小体型認知症やアルツハイマーに関連する脳の衰えも緩和するようだという。 この結果が何を意味するのか、研究者たちも完全に分かっているわけではない。しかし、これまでの研究は、骨の折れる頭の運動を定期的にするこ
by Victor & Nikolai Vassiliev コーヒーを飲むと目が覚めたり、集中力が増したりするので、朝や仕事の前にコーヒーを1杯飲むということはよくあります。反対にビールを朝から飲むことは少なく、学校や仕事が終わった後に飲んでリラックスすることが多いです。コーヒーとビールは一見まったく逆の作用があるように思えますが、一体どちらの飲み物がよりクリエイティブになれるのか疑問に思ったカナダのミカエル・チョーさんが自身のブログに独自に調べた結果をまとめており、興味深い結論に至っています。 Coffee vs. beer: which drink makes you more creative? — What I Learned Today — Medium https://medium.com/what-i-learned-today/f7fcb3b786b1 カナダのモントリオー
この画像を大きなサイズで見る 他人を思いやり、自分を犠牲にすることができる人(利他的)、他人のことは考えず、自分のことばかりを優先する人(利己的)。人や自分に対する振る舞いは、性格の違いや境遇によるものかと思っていたのだが、実は脳に違いがあるという。 スイス、チューリッヒ大学が行った新たなる研究によると、、他人を優先するタイプの人の脳は、側頭葉と頭頂葉が接する領域、側頭頭頂接続部に、”灰白質”がより多くあることがわかったそうだ。 ソース:Altruism, Brain Region Called Temporoparietal Junction Linked In University Of Zurich Study 原文翻訳:R チューリッヒ大学のアーネスト・フェール博士の指導のもと、30人の健康な大人の被験者が集められ、見ず知らずの人とお金を分け合うことについて被験者に質問した。その結
忘れてしまいたい恥ずかしい思い出や、辛い経験はきっと誰にでもあるだろう。それを忘れることができたら、どんなに楽に生きていけることか……。不要な情報を脳内からサクっと削除できないというのは、実に歯がゆいものだ。 しかし、このたびスウェーデンの心理学者が発表した研究レポートによると、私たちは忘れてしまいたい記憶を抑圧することで、意図的に忘れることができるようになるという。 「抑圧」というのは、20世紀初頭に精神分析学者フロイトが提唱した概念で、「望まない記憶を無意識へと追いやることによって、それが忘れられるという過程」だ。以来、科学者たちの間でずっと議論の的となってきた。 このたびスウェーデン・ルンド大学のゲルト・ワルトハウザー教授は、被験者に脳波測定装置をつけた状態で抑圧の効果を実験した。実験は「think / no-thinkパラダイム」というもので、その手順はざっと次の通りだ。 1:
科学技術振興機構(JST)と東京大学は1月20日、脳の神経回路が、回路を形成する神経細胞「ニューロン」(画像1)より小さく、「シナプス」の単位で正確に編まれることで機能を発揮することを明らかにしたと発表した。東京大学大学院薬学系研究科の池谷裕二准教授らの研究グループによる発見で、成果は米科学誌「Science」に米国東部時間1月20日に掲載された。 画像1。ニューロンとシナプスの基本構造。ニューロンは、樹状突起が広がる細胞体部分と、そこから長く伸びる軸索とで構成され、ほかのニューロンから受け取った情報を処理して、ほかのニューロンに伝えていく。シナプス部分では、神経伝達物質を使って情報をほかのニューロンに伝える 脳はニューロンと呼ばれる神経細胞からなり、各々のニューロンが、少しずつ情報を処理している。その処理結果は、ニューロン間の特殊な結合であるシナプスを介して、次のニューロンに伝えられる(
脳と現状のコンピュータは、計算モデル、アーキテクチャ、 アルゴリズムなどいろいろな観点からみて違いがあります。 はたしてコンピュータの上で脳と同じ機能は実現できるのでしょうか。 実現を難しくする要因として何が考えられるでしょうか。 ◆計算モデルの違い 計算する機械を数学的に抽象化したものを計算モデルと呼びます。 チューリングマシンは計算モデルの1つです。 チューリングマシンとは数学的に異なる計算モデルとしては、 例えば非決定性チューリングマシン、 (理想的な)アナログコンピュータ、量子チューリングマシン (量子コンピュータのモデル)があります。 これらはチューリングマシンよりも強力だったり速かったりします。 さて、「脳の計算モデル」はチューリングマシンと等価でしょうか、 それともより強力だったり速かったりするのでしょうか。 非決定性チューリングマシンは並列度が無限の計算機です。 脳は超並列
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