<前回の続きから> ママとパパの、ののしりあいも、一定のパターン化がされようとしていました。 ママ「私にばかり、タカシの事を押し付けて、自分だって、部屋でパソに夢中になっていたんじゃないの。どうせ、ロクな事してないんじゃないの。親が親なら子も子ってとこヨ。こんな、いいかげんな人だと解っていたら、結婚するんじゃなかったわ」 パパ「ちょっと、カワイイ顔してたから、それにころっとだまされて、オレも、頭の中までわからないからなぁ。毎日、家にいてて、子どもが何してるのか、わからないなんて事があるか。要するに、タカシは、お前に似てパァーなんだよ。あーあ、もう少し、ブスでも、かしこい女と結婚していれば、こんな憂き目は見ずにすんだものを」 ママ「何言ってんのよ。賢い女と結婚していたら、パパのアホさなんか、すぐに見抜かれて、あっという間に、捨てられているわよ」 パパ「お前のカワイイ可憐さも、今では微塵のカケ
