生田浄水場用地を活用しようと、川崎市は生田配水池に遊歩道や展望広場を整備。地元住民らに8月25日、お披露目された。隣接する「生田ふれあいの森」につながる歩道が新設され、小田急沿線や周辺の新たな散策スポットとして期待が寄せられている。 2013年策定の「生田浄水場用地の有効利用に関する基本計画」により、市は配水池内の施設維持管理用の通路を舗装して拡幅。災害等の断水時、給水タンク車への注水地点になる休憩スペースのほか、各所にフェンスや街灯を新設。散策路から高台の展望広場にかけて、ソメイヨシノやヤマザクラなどを新たに32本植栽している。市上下水道局の担当者は「遊歩道で自然に親しんでもらうとともに、水道施設への認識を少しでも持ってもらえれば」と話す。 市建設緑政局が管理する「生田ふれあいの森」に新たな散策路が整備されれば、小田急線の読売ランド前駅と向ヶ丘遊園駅を結ぶ約6・5キロの「東生田自然遊歩道