老朽化に伴い来年4月から休館する神奈川県立県民ホール(横浜市中区山下町)について、黒岩祐治知事は28日の県議会で、建て替えによる再整備を進める方針を示した。バリアフリー対応で、本格的なオペラやバレエの公演も可能な文化芸術拠点として整備する考えだ。 県民ホールは1975年1月に開館。約2500人収容の大ホールや約400人収容の小ホールのほか、会議室やギャラリー、食堂などを備え、半世紀にわたり、県民の文化芸術活動の拠点となってきた。 ただ、配管や空調設備の老朽化に加え、バリアフリー対応も課題として顕在化。県は昨年6月に休館の方針を発表し、在り方を検討してきた。