沖縄県・波照間島の南西約140キロの排他的経済水域(EEZ)で昨年12月に設置が確認された中国の海上ブイについて、依然として撤去されていないことが分かった。政府関係者が11日、明らかにした。 尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺のEEZに一昨年7月、中国が設置したブイについては、中国外務省の郭嘉昆(かく・かこん)報道官が11日の記者会見で移動させたことを認めている。政府は外交ルートを通じて中国に対して再三にわたり撤去要請を行ってきた。
海底の地形や水深、潮流などを調べる第11管区海上保安本部(那覇)の測量船「おきしお」の船内が31日、報道関係者に公開され、産経新聞などの記者が乗り込んだ。海の地図である「海図」の作成に必要なデータを収集する海上保安庁の〝裏方〟だが、船舶の安全航行に欠かせない重要な役割を担っているという。 マルチビーム測深機など最新装備おきしおは全長21メートル、総トン数27トン。四半世紀前の平成11年に竣工し、船体こそ測量船の中では「古豪」だが、海底の地形を探査するマルチビーム測深機はじめ、陸上にある灯台などの構造物を立体的に測ることができる走査型3次元レーザー測距装置などの最新機器を備えている。 走査型3次元レーザー測距装置によって映し出された那覇港の様子=31日、那覇市(大竹直樹撮影)おきしおはこの日、地元の記者を乗せ、那覇港(那覇市)から沖合に出た。 「クジラがいるね」。操だ室のレーダーに、ホエール
那覇空港で10日、全日本空輸(ANA)東京行き462便の乗客が預けた手荷物から犬が脱走し、誘導路から滑走路北側に侵入した。 国土交通省大阪航空局那覇空港事務所によると、10日午前11時35分ごろ、乗客の手荷物を運ぶ牽引カートからケージを機内に運び入れようとしたところ、ケージのロックが外れており、カートから犬が逃げ出した。犬は中型で黒色だった。 その後、空港の警備職員やANAのスタッフが犬を取り囲み、正午過ぎに飼い主が確保した。飼い主に抱きかかえられた犬は暴れることもなく、おとなしい様子だったという。 この影響でA滑走路(第1滑走路)は14分間にわたり運用を停止し、到着する5便に最大13分、出発する2便が最大12分遅れた。 犬と飼い主はANA462便への搭乗を取りやめた。
パワーショベルを載せた作業船から砂を投入し、軟弱地盤改良工事に着手した=28日午後2時25分、沖縄県名護市(大竹直樹撮影) 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する県に代わり、工事の設計変更を承認する「代執行」に踏み切ってから1年となる28日、防衛省がついに軟弱地盤の改良工事に着手した。だが、玉城デニー知事は移設反対の姿勢を崩しておらず、移設を巡る国と県とのしこりは解消されていない。新たな法廷闘争によって移設工事の進捗(しんちょく)に支障が生じれば、日本周辺の安全保障環境が厳しさを増す中、南西防衛にも影響を及ぼす恐れがある。 「これまで紆余(うよ)曲折あったが、ようやく軟弱地盤の改良工事に着手した。感無量だ」。辺野古移設を容認してきた元名護市長の島袋吉和さん(78)はそう胸をなでおろし、「一日も早い完成が待たれる」と話す。 日米両政府は平成8年、沖縄の米軍基地11施設
沖縄県・波照間島の南西約140キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内で、中国語の記載のある海上ブイが設置されていたことが25日、海上保安庁関係者への取材で分かった。昨年7月に尖閣諸島(同県石垣市)周辺のEEZ内で中国の海洋調査船による設置が確認されたブイは、尖閣周辺海域で管轄権を既成事実化する狙いがあるとみられる。一方、今回新たに確認されたブイは台湾の東海岸に面しており、台湾有事を視野に軍事目的で設置された可能性が指摘されている。 海保関係者によると、ブイは黄色で、気象観測機器のようなものがあった。日本のEEZの内側約14キロに設置されているのが今月に入って確認されたという。これまで確認されたブイには「中華人民共和国国家海洋局」などと記されていたが、新たに確認されたブイには「中国気象局」「福建海洋気象浮標」と記載されていた。 他国のEEZで無断で海洋調査を行うのは国連海洋法条約に違反する。
台湾有事などを念頭に、沖縄県の先島諸島5市町村の住民ら約12万人を山口、九州各県に避難させる政府構想に関し、沖縄県や関係自治体は25日、石垣市の新石垣空港で、保安検査や避難誘導の手順を確認した。実際に避難する際、住民が迅速に移動できるかどうか懸念があり、課題を洗い出す。 他国による武力攻撃の可能性がある「武力攻撃予測事態」を想定。住民が空港に到着してから飛行機に搭乗するまでの所要時間などを検証した。 新石垣空港で記者団の取材に応じる沖縄県石垣市の中山義隆市長=25日深夜午後9時過ぎ、荷物を持った住民役の石垣市職員ら約160人が空港前に停車したバスから下車。空港内に設けられた臨時の保安検査所に列を作り、次々と通過した。高齢者や障害者ら要配慮者も想定し、車椅子を使った避難も実施した。 石垣市の中山義隆市長は検証終了後、記者団に「初めてにしてはスムーズにできたが、動線の中で停滞する部分もあり改善
玉城デニー沖縄県知事宛の要請文書を提出する沖縄防衛局調達部長(左)=15日午後、那覇市(大竹直樹撮影) 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に抗議していた女性を制止した警備員が死亡した事故で、防衛省沖縄防衛局は15日、ガードレール設置などの安全対策や「妨害者」への注意・警告の実施を求める玉城デニー知事宛の要請文書を提出した。防衛局によるこうした要請は極めて異例とみられる。 土砂の搬出港付近では市民団体のメンバーがプラカードを持ってダンプカーの前をゆっくりと横断し、牛歩戦術で土砂の搬入を遅らせようとする抗議活動を続けてきた。 事故について要請文書は「警備員の制止を聞かず、左折して出ようとする進行中のトラックの前方車道上に(抗議者が)出たことから、制止し続けた警備員がお亡くなりになる事態になった」とし、「妨害行為により警備員にも危険が及ぶ事態は重大だ」と指摘した。 要請文書提出
全長22cm。全身には黒褐色の虫食い状の斑紋が入る。上面は灰褐色の羽毛で覆われる。下面は淡い赤褐色の羽毛で覆われ、細くて短い縦縞が入る。頭部や胸部の羽毛は赤褐色みを帯びる。頭部には小型の耳介状の羽毛(羽角)がある。雌雄同色[1]。 虹彩は黄色。趾は羽毛で覆われない。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に抗議していた女性を制止した警備員が死亡した事故で、港湾を利用する事業者側が県に対し、「抗議者が事故に巻き込まれないようガードレールを設置してほしい」と何度も要請していたことが10日、分かった。玉城デニー知事もこうした要請を把握していた。事業者側は自ら費用を負担するので設置させてほしいとも申し出たが、県は「歩行者の横断を制限することになる」として認めなかった。 一方、牛歩による抗議活動が行われてきた本部港塩川地区(本部町)に設置されていた「大型車両の往来を妨害する行為」が県条例の禁止行為に該当すると明記した警告看板は市民の要請を受け、設置から約2カ月半後に撤去していたことも明らかになった。 いずれも同日の県議会本会議で、自民党の島袋大議員の代表質問に、県土木建築部の前川智宏部長が答えた。 県北部土木事務所などによると、牛歩による抗議活動が
R. e. amauroptera インド、スリランカ[2] 冬季になるとスリランカへ南下し越冬する[2]。 R. e. eurizonoides フィリピン[2][3] R. e. formosana 台湾[2][3] R. e. minahasa インドネシア(スラウェシ島、スラ諸島)[2] R. e. sepiaria オオクイナ 日本(八重山列島、沖縄島、宮古島)[2][3][4][5][6][a 2] R. e. telmatophila インドネシア(ジャワ島、スマトラ島)、カンボジア、タイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー[2][a 1] 冬季になるとジャワ島やスマトラ島へ南下し越冬する[2][6]。 全長21-26センチメートル[3]。翼開張47.5センチメートル[3]。和名はヒクイナより大型であることが由来[1]。頭部や胸部の羽衣は赤褐色[2][4][5][a 2]。後頸
乗りものニュース ›› 鉄道 ›› 那覇に「LRT」3路線11km敷設! ダイヤ・軌間・路線など“具体的な素案”を市が公表 線路はどこ通る? LRT(次世代型路面電車)が、那覇市で実現するかもしれません。 市の考え方をまとめた素案を公表 那覇市(沖縄県)は2024年3月28日、LRT(次世代型路面電車)整備計画の素案を公表しました。 交差点部(停留場)のLRT導入案(画像:那覇市)。 素案によると、線路は幅の広い4車線道路のうち、中央2車線を転用して通すことを想定しています。 路線は、県庁北口~県立南部医療センター付近の東西ルート本線(複線約5km・約19分)と、県庁北口~若狭海浜公園付近の東西ルート支線(単線約1km・約8分)、真玉橋付近~新都心の南北ルート(複線約5km・約17分)の3本です。真和志地域の早期進展の観点から、東西ルートを先行して整備します。 東西ルートと南北ルートは寄宮
中国の習近平国家主席が11月下旬、軍指揮下の海警局に対し、沖縄県・尖閣諸島について「1ミリたりとも領土は譲らない。釣魚島(尖閣の中国名)の主権を守る闘争を不断に強化しなければならない」と述べ、領有権主張の活動増強を指示したことが30日、分かった。 これを受け海警局が、2024年は毎日必ず尖閣周辺に艦船を派遣し、必要時には日本の漁船に立ち入り検査する計画を策定したことも判明した。関係筋が明らかにした。 沖縄県・尖閣諸島=2013年9月岸田文雄首相が11月中旬の日中首脳会談で習氏に、尖閣を含む東シナ海情勢への「深刻な懸念」を直接伝えたばかり。中国側がこの指摘を顧みず、実際の行動によって領有権主張を強める方針であることが浮き彫りになった。 中国海警局の東シナ海海区指揮部で演説する習近平国家主席=11月(新華社=共同)中国が日本漁船の立ち入り検査計画を策定したことが明らかになるのは初めて。実際に検
沖縄本島を南北に縦断する「沖縄鉄軌道」導入に向けた機運を高めようと、沖縄県は17日、宜野湾市内で講演会を開いた。採算性の課題が指摘され計画は具体化していないが、交通渋滞の慢性化やアクセスの悪い沖縄本島の北部地域で経済発展が遅れていることから、地元経済界では鉄道整備を望む声が根強い。 「県中南部の都市圏では自家用車やレンタカーの利用増加で大都市圏並みか、それを上回る交通渋滞が起こっており、時間的、経済的に甚大な損失を招いている」 玉城デニー知事は参加者に向けたビデオメッセージでこう危機感をあらわにし、「県土の均衡ある発展を目指し、鉄軌道の導入実現を推進している」と強調した。 県によると、沖縄鉄軌道は最高時速100キロ以上の専用軌道を整備し、那覇市と名護市を約1時間で結ぶ構想。有識者らで構成する計画検討委員会は平成30年、7案のルートから浦添市、宜野湾市、北谷町、沖縄市、うるま市、恩納村を経由
沖縄県宮古島市の座喜味一幸市長(左側手前から3人目)と面会する木原稔防衛相(右)=24日、同市(小沢慶太撮影) 木原稔防衛相は24日、沖縄県を訪れ、宮古島市の座喜味一幸、石垣市の中山義隆両市長とそれぞれ面会した。沖縄の地元首長との面会は就任後初めてで、南西地域の防衛体制強化に理解と協力を求めた。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画を巡り、国と対立する玉城デニー知事との面会は今回、見送られた。 両市長との面会は、陸上自衛隊宮古島駐屯地と陸自石垣駐屯地の視察に伴い行われた。 宮古島市内で座喜味氏と面会した木原氏は「市民の協力に改めて感謝する。南西地域の防衛力は引き続き強化したい」と述べた。座喜味氏は「国際情勢は厳しいものがあり、市民の生命・財産をいかに守り切るかが重要な課題だ」と応じた。 木原氏は、その後の中山氏との面会では、6月以降、北朝鮮の弾道ミサイルを迎撃するため
停電、断水、食料品の不足…。沖縄県内で1日以降、大きな被害をもたらした大型の台風6号が5日、再び沖縄本島に接近し、被害と混乱が広がっている。復旧しつつあった停電が再び増大した上、物流もストップし、スーパーやコンビニの食品棚はほとんど空の状態だ。県民の暮らしを直撃する〝迷走台風〟。その速度は遅く、深刻な影響が長引くことが懸念される。 商品補充できず「こんなことは初めて。せっかく来てくれたお客さんに申し訳ない」 沖縄県内が再び暴風域に包まれた5日、那覇市の住宅街にあるコンビニの店長(41)が、恨めしそうに食品棚を見つめた。いつもはサンドイッチやお弁当などが並べられているが、この日は全くない。 同店は1日夜の停電で休業し、冷凍庫の商品を全て廃棄する事態になった。3日朝に営業を再開したものの、配送トラックの運休で商品を十分に補充できない状態が続いているという。 「この暴風はいつまで続くのか。地域の
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く