支柱から野球のボールが見つかった東京タワー。奥中央の増上寺境内にはタワー建設当時、資材置き場があったとされる=16日、東京都港区で、本社ヘリ「あさづる」から(坂本亜由理撮影) 東京タワー(三百三十三メートル、東京都港区芝公園)のてっぺんに近い支柱の中から見つかった古い軟式野球ボール。経緯は謎のままだが、タワーを運営する日本電波塔にこれまでに十五件の情報が電話やメールで寄せられた。このうち十件が「建設当時、近くの資材置き場周辺で野球をした」との情報だ。資材に紛れ込んだボールが高所に運び上げられたという説が有力? (井上幸一) 日本電波塔によると、一九五八年に完成したタワーの建築工事中、隣接する増上寺の境内に建築資材が置かれていた。十件の情報は、かつて野球少年だった六十~七十歳代の男性から。 「子どものころ、芝公園で野球をした。そばに資材が置いてあった」 「あの辺で野球をしたことがある」 「部