台湾当局が鉄道会社の情報として発表したところによりますと、台湾北東部の宜蘭県で21日夕方に発生した特急列車の脱線事故で、これまでに17人が死亡し、30人余りがけがをしているということです。このほかに、列車に閉じ込められている人がいるという情報があり、確認を急いでいます。 台湾との窓口機関になっている日本台湾交流協会によりますと、日本人が列車に乗っていたかどうかなど詳しいことはわかっておらず、現在、確認を急いでいるということです。

台湾で初の慰安婦博物館が10日、台北で開館した。女性人権団体「婦女救援基金会」が設立したもので、慰安婦制度などの説明や元慰安婦らについての展示がある。開館式に出席した鄭麗君文化部長(文化相)は「同じ間違いを繰り返さないために痛みに向き合う必要がある」などと述べた。 博物館の正式名称は「おばあちゃんの家―平和と女性人権館」で、慰安婦を中心とした女性の人権をテーマに据えている。カフェを併設しているほか、ワークショップなどを開く空間もあり、人権教育の拠点を目指していくという。 第2次大戦終戦まで日本の植民地だった台湾でも慰安婦が集められた。同会は台湾の59人を元慰安婦と認定したが、今も存命なのは3人となっている。このうちの一人、陳蓮花さん(92)が開館式に出席して博物館を見学した。 博物館は台北の中でも古くから栄えて観光客にも人気の迪化街に位置しており、築90年超という3階建て、広さ約500平方
台湾のホンハイ精密工業の傘下に入ることになった、大手電機メーカー、シャープは、経営の合理化のため売却した本社の移転先を大阪・堺市の工場とする方向で調整に入りました。 その結果、シャープは本社機能の一部を早ければことし7月にも堺市にある堺工場に移転する方向で調整に入りました。 堺工場は平成21年に建設され、液晶ディスプレーと太陽電池を生産していますが、このうち液晶を生産するラインは4年前から台湾のホンハイと共同運営していて、本社の移転によって連携を強めるねらいがあるということです。 また、シャープは経費の削減策として、東京・港区にある東京支社についても、賃貸ビルでコストがかかるとして、一部の機能を千葉市にある自社ビルに移す方針です。 シャープはことし3月期の決算で大幅な最終赤字に陥る見通しで、台湾のホンハイの傘下で一段の合理化を迫られることになりそうです。
経営再建中のシャープは22日、電子機器受託製造大手、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業からの出資を受け入れ、同社傘下で再建を図る方針を固めた。24日の定例取締役会で議論し、早ければ同日にも正式に決定する。日本の電機大手が外資系企業からの買収によって、再建を図るケースは初めてとなる。シャープ本体への出資など支援総額は6600億円規模になる見通しだ。 関係者によると、鴻海はシャープ支援に関する契約内容を守ることを証明するための保証金として、すでにシャープに対し、1000億円を預けたという。シャープは鴻海案に軸足を置いて検討を進める一方で、官民ファンドの産業革新機構による支援案についても検討したが、今後の成長に向けた投資総額などで、鴻海案の方が再生の可能性が高いとの判断に傾いた。
16日に投票が行われた台湾の総統選挙は、国民党の朱立倫氏が敗北を認め、民進党の蔡英文氏が勝利して8年ぶりに政権を奪還し、台湾で初めての女性総統が誕生することになりました。 投票は、日本時間の午後5時に締め切られ開票作業が続いており、中央選挙委員会の発表で、日本時間の午後8時現在、民進党の蔡英文氏が301万票余り、国民党の朱立倫氏がおよそ152万票となっています。 与党・国民党の朱立倫候補が支持者の前に姿をあらわし「申し訳ありません。皆さんを失望させました。私たちは失敗しました」と述べて、敗北を認めました。さらに、朱氏は今回の敗北の責任をとって国民党の主席を辞任する意向を示しました。これにより台湾では、民進党が8年ぶりの政権を奪還し、台湾で初めての女性総統が誕生することになりました。 選挙戦では、争点の中国に対する政策を巡って、交流拡大の継続が台湾の利益になると訴える国民党の朱氏に対し、急速
台北郊外の新北市にあるウォーターパーク「八仙楽園」で27日夜、音楽イベントの最中に爆発があり、地元テレビによると少なくとも215人がやけどなどで負傷し、うち83人が重傷という。イベントではさまざまな色をつけた粉を大量に使っており、粉じん爆発が起きた可能性があるという。 日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所によると、日本人女性1人がやけどを負った。負傷の程度は不明という。イベントには大勢の若者が参加しており、多くが水着などの薄着だった。地元紙が入手した爆発の瞬間の動画には、一瞬にして火の海になった会場から大勢の人が一斉に逃げ出す様子が撮影されていた。新北市の朱立倫(チューリールン)市長は同日夜に現場に駆け付け、原因究明を急ぐ考えを示した。(台北=鵜飼啓)
4日、台北市郊外で、墜落直前に高速道路のタクシーとぶつかる復興航空の旅客機(AFP時事=台湾のTVBS提供) 【台北=向井ゆう子】台湾の航空当局によると、4日午前11時(日本時間正午)頃、台北から離島の金門島に向かった復興航空(トランスアジア航空)の旅客機が松山空港を離陸した直後に、同空港付近の基隆河に墜落した。 乗客乗員58人のうち、23人が死亡し、15人が負傷して病院に運ばれた。 機体は逆さまの状態で、ほぼ全部が水没している。残りの20人が行方不明で、機内に取り残されている可能性がある。軍や消防などが救助活動を続けているが、難航している模様だ。乗客のうち31人が中国からの観光客だった。日本の対台湾窓口「交流協会」によると、日本人は搭乗していなかったという。 墜落したのは、フランスとイタリアの合弁企業が開発した双発プロペラ機のATR72型で、昨年4月に導入された。地元メディアによると、同
台湾出身でプロ野球の中日、阪神でプレーした大豊泰昭(たいほう・やすあき、本名陳大豊=ちん・たいほう)氏が18日午後10時41分、急性骨髄性白血病のため名古屋市内の病院で死去した。51歳。台湾出身。葬儀、告別式は近親者で執り行う。喪主は妻百合子(ゆりこ)さん。 台湾・華興高から名古屋商大、中日の球団職員を経て1989年にドラフト2位で中日入団。尊敬する王貞治氏の一本足打法で94年に38本塁打、107打点で2冠に輝くなど主軸として活躍した。98年に阪神に移籍し、2001年に中日復帰。02年限りで現役を退いた。ベストナイン1度、オールスターゲーム出場3度。 引退後は球団のスカウトとして台湾球界とのパイプ役や少年野球の指導などに当たる一方、名古屋市、岐阜県海津市で中国料理店を経営した。通算成績は1324試合に出場し、打率2割6分6厘、277本塁打、722打点。
台湾も「抗日」「慰安婦」記念館=来年開設の意向 【台北時事】台湾の馬英九総統は7日、「抗日戦争勝利70周年」となる2015年に「抗日戦争記念館」と「慰安婦歴史展示館」を開設する考えを示した。馬総統はこのところ、対日関係で厳しい姿勢を見せている。 馬総統は同日、日中戦争の発端となった盧溝橋事件77年の関連イベントに出席。節目となる15年について、「台湾にとって非常に重要だ」と強調。歴史的事実の保存を目的に国防部(国防省)など関係部署に二つの施設開設を指示したことを明らかにした。 また、馬総統は領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島(台湾名・釣魚台)に関して、「領土、主権をわずかでも譲歩することはできない」と主張。「釣魚台は最も早く日本に侵略された領土だ」と述べ、「戦後、日本は台湾(本島)、澎湖諸島を返還したが、釣魚台はまだだ」と訴えた。(2014/07/07-20:31)
佐藤学先生と入れ替わるように台湾の大学で集中講義をされた平田オリザさんから、台湾事情についてたいへん興味深いレポートが寄せられました。 ふうむ、そういうことなのか・・・ 第一報(4月4日) 佐藤先生と入れ替わりで、四月一日から台湾に来ています。国立台北藝術大学で五日間の集中講義(ワークショップ)をしています。 立法院の占拠は、政府が強攻策をとるという噂もあれば、このまま持久戦に持ち込んで学生が疲れるのを待つのではないかという説もあります。今週は台湾の大学は、もともと休みなので(私は、その期間を利用して行う公開講座の講師として呼ばれたのですが)、大学が再開される来週からが山場かもしれません。 私がいまいるのは、芸術系の大学ですので、教授陣も全員が学生側を支持しています。今回は特に、「サービス貿易協定」で言論の自由を実質的に封殺される可能性の高い演劇、映画、出版界などからの支持が強いようです。
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