スペイン北部の世界遺産のラパシエガ洞窟の壁画が世界最古の洞窟壁画であることが国際研究チームの調査でわかった。現生人類は当時欧州におらず、絶滅した旧人類ネアンデルタール人が描いたものとみられる。22日付の米科学誌サイエンス電子版に発表された。 研究チームはラパシエガ洞窟など3カ所で動物や手形などの線描の部分に含まれる天然の放射性物質を高精度な年代測定法で調べた。三つとも6万4800年以上前に描かれたものだとわかった。 現生人類がアフリカから欧州にやってきたのは4万~4万5千年前とされる。1万数千年前のアルタミラ洞窟(スペイン)や約2万年前のラスコーの洞窟(フランス)など、これまでの洞窟壁画はすべて現生人類が描いたと考えられてきた。 4万年前に描かれたスペイン北部のエルカスティーヨ洞窟の壁画がこれまで最古とされてきたが、さらに2万年さかのぼる古い洞窟壁画と確認されたことで、研究チームは「すでに
【バルセロナ共同】スペイン北東部カタルーニャ自治州(州都バルセロナ)は1日、中央政府や憲法裁判所の違憲判断を無視し、分離独立を問う住民投票を強行した。中央政府のラホイ首相は「国家秩序を破壊する犯罪行為」として強制的に阻止するよう警察に命令。投票を求める住民と警官隊が投票所の周辺で衝突、バルセロナ市長は、負傷者が460人以上に達したと述べた。 同自治州は人口約750万人で、うち有権者は約530万人。プチデモン州首相は「賛成多数なら48時間以内にカタルーニャ共和国の独立を宣言する」と表明し、2300カ所の投票所を用意して投票を促していた。
スペイン北東部のカタルーニャ州では、日本時間の1日夕方からスペインからの独立の賛否を問う住民投票が予定されています。中央政府は憲法違反だとして警察を動員して投票を中止させようとしていて、混乱がさらに広がるのではないかと懸念が高まっています。 住民投票をめぐっては憲法裁判所が差し止め命令を出しているほか、スペインの中央政府は、憲法違反だとして地元警察に対し、投票日当日の朝、投票所を閉鎖するよう求めるなど、実力行使も辞さない姿勢を示しています。 これに対し、州政府はあくまで投票を実施するとしていて、投票日前日の30日には、独立を支持する市民が少なくとも160か所の投票所を占拠したということです。 カタルーニャ州では、3年前にも、法的拘束力のない非公式の投票が行われ、投票した人の80%余りが独立に賛成しました。 州政府は、今回の投票には、法的な拘束力があり、賛成が反対を1票でも上回れば48時間以
先週木曜日(08/17/2017)、観光客で溢れるバルセロナの中心街ランブラス通りにワゴン車が突っ込み、死者13人、負傷者100人以上を出す大惨事が起こってしまいました。その数時間後、今度はバルセロナから車で1時間ほど南下したところにあるリゾート地、カンブリス市(Cambrils)にて同様の事案が発生し、警察は5人の容疑者を射殺。また、バルセロナから内陸へ車で1時間ほど行ったところにあるビック市(Vic)にて関連すると思われるワゴン車が見付かっており、警察は今回の事件を周到に準備されたテロと断定し捜査を進めています。今回の事件は、2004年に191人が犠牲となってしまったマドリードの列車爆破テロ以降、スペインで最悪の犠牲者を出す結果となってしまいました(地中海ブログ:東さんの「SNS直接民主制」とかマニュエル・カステル(Manuel Castells)のMovilizacionとか)。 事
スペイン北東部の都市、バルセロナで日本時間の18日未明、車が人混みに突っ込んで少なくとも1人が死亡、32人がけがをし、地元の警察はテロ事件として捜査を開始しました。 地元の警察は先ほど会見し、これまでに少なくとも1人が死亡し、32人がけがをしたことを明らかにしました。このうち10人が重傷だということです。 また、地元の複数のメディアは死者は少なくとも10人に上っていると伝えています。 警察によりますと、車を運転していた男はその場から逃げたということで、テロ事件として男の行方を捜査しています。 また、現場から逃げた男が近くの飲食店に立てこもっているという情報もあります。 現場は観光客も多く訪れる場所ですが、バルセロナにある日本総領事館によりますとこれまでのところ日本人が巻き込まれたという情報はないということです。 ヨーロッパでは、車で無差別に人をはねるテロ事件が相次いでいます。 去年7月には
スペイン・バルセロナで行われた独立支持派のデモで、「アスタラーダ(カタルーニャ独立旗)」を掲げる人々(2016年9月11日撮影、資料写真)。(c)AFP/PAU BARRENA 【7月5日 AFP】スペイン北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州の連立政権は4日、同州のスペインからの分離独立の是非を問う住民投票で賛成が反対を上回った場合、「直ちに」独立を宣言すると表明した。中央政府の反対を押し切り、住民投票を確実に実施するための法案を発表した際に述べた。投票は10月1日に実施する計画。 分離独立を推進する同州連立政権は、住民投票の実施をめぐる法律上および実務上のあらゆる障害を回避するため、スペインの法体系からカタルーニャ州を離脱させるための法案を発表。 その際、州政権の一員であるガブリエラ・セラ(Gabriela Serra)氏は、「投票で過半数がカタルーニャ共和国の樹立を支持した場
イギリスがEU離脱を決め、アメリカではトランプ大統領が誕生。今年、フランス大統領選、ドイツ連邦議会選など重要な選挙が行われる欧州では、「さらにヤバいことが起きる」との予測がまことしやかに囁かれる。はたして分断はより深刻化し、格差はさらに広がるのか? 勢力を拡大する右派に対し「レフト」の再生はあるのか? 在英歴20年、グラスルーツのパンク保育士が、EU離脱のプロセスが進むイギリス国内の状況を中心に、ヨーロッパの政治状況を地べたの視点からレポートする連載。第2回は、スペインの急進左派「ポデモス」のドキュメンタリー映画についての話題から、分裂を繰り返しがちな左派が学ぶべき教訓について。 『政治のトリセツ』 ベルリン国際映画祭で、2014年に結党されたスペインのポデモスのドキュメンタリー映画が上映された。監督はマドリッド生まれのフェルナンド・レオン・デ・アラノア。音楽は『バードマン あるいは(無知
米大統領選の結果を受け、スペインでは、ポデモスのパブロ・イグレシアス党首とドナルド・トランプを比較する人々が出て来たので、イグレシアスはこれに憤慨し、「ポピュリストとはアウトサイダーのことであり、似たようなメソッドを使うことはあるものの、それは右翼でも、左翼でもあり得るし、ウルトラリベラルの場合も、保護主義者の場合もある」と主張しているとエル・パイス紙が伝えている。 ポピュリズムとは大衆迎合主義なのか パブロ・イグレシアスは、「ポピュリスト」の概念についてこう語っている。 「ポピュリズムとは、イデオロギーでも一連の政策でもない。『アウトサイド』から政治を構築するやり方のことであり、それは政治が危機に瀕した時節に拡大してくる」 「ポピュリズムは政治的選択を定義するものではない。政治的時節を定義するものだ」 出典:”Spain’s Podemos party rejects parallels
いつも朝日新聞デジタルをご利用いただきましてありがとうございます。 朝日新聞デジタルでは、以下のページについて配信を終了させていただきます。 配信終了後は、これまでに配信した記事もご覧いただくことができなくなります。 【配信を終了するページ】 ■ロイターニュース 2023年2月26日(日)配信終了 ・経済 https://www.asahi.com/business/reuters/ ・国際 https://www.asahi.com/international/reuters/ ・芸能 https://www.asahi.com/culture/reuters/ ・マーケット・サマリー(東京、NY、欧州) https://www.asahi.com/business/stock/market-summary/ ■東洋経済兜町特捜班 2023年3月26日(日)配信終了 https://ww
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1月10日、スペイン・カタルーニャ自治州で、州の独立を掲げる新政権が発足することになった。退陣するマス州政府首相(左)を労う後任のプチデモン市長、バルセロナで撮影(2016年 ロイター/Albert Gea) [マドリード 10日 ロイター] - スペイン・カタルーニャ自治州で10日、州の独立を掲げる新政権が発足することになった。カタルーニャ州では昨年9月の州議会選挙後、スペインからの独立を目指す政党間の対立から新政権を発足できない状態にあり、9日までに合意できなければ再選挙を実施することになっていた。 カタルーニャ自治州の独立運動を主導してきたマス州政府首相は9日、退陣する意向を表明した。後任にはジローナ市のプチデモン市長が指名された。これにより、マス氏続投に難色を示してきた急進左派政党、民衆統一候補(CUP)が新州政府へ協力することで合意した。
羽がない風力発電機が開発されている。画像を見るとわかるとおり「棒状」だ。この形にすることで得られるメリットは意外にも多い。 まず、必要な部品が少なく、設置面積も最小限。そのため建設費用が 低コスト で、多くの人に電力を供給可能だ。プロペラによって鳥を殺すこともなく、騒音だって少ない。つまりは、人・動物・環境に優しいというわけだ。 実際に稼働している動画を見てみよう。 風を受け棒状の機材が揺れることで、柱にある関節部分が稼働し、電力を生み出す。開発したのはスペインの「 Vortex Bladeless 」社。「 INDIEGOGO 」でクラウドファンディングしたのは、多くの人に知ってもらうためだそう。まずは商用の試作機を作るための5万ドルの目標金額募っていたが、2015年7月30日に達成した。 建設・維持のコストが めちゃくちゃ安い 性能については、以下の画像を見るとわかりやすい。 従来の
20日に投開票されたスペインの総選挙(下院、定数350)で、反緊縮財政を掲げた左派の新政党「ポデモス」が69議席を獲得し、第3党に躍進した。総選挙に先立つ10月、党を率いるパブロ・イグレシアス書記長は朝日新聞の単独インタビューに答えていた。 ◇ スペインの政治や社会のあり方が、ユーロ危機で問われることになった。中間層を豊かにしていくという考え方が傷ついてしまったからだ。不満やいらだちが高まり、(市民がマドリードの中心部の広場に押しかけた2011年の)占拠運動につながった。 (将来に不安を覚える若者ら)参加者は、「俺たちを代表する政党がない」と叫んで既成政党を批判した。また、危機を引き起こしたとして金融部門のエリートを非難した。すばらしい意思表明だった。 私も友人たちと広場に日参し、何が起きているのかを理解しようと努め、何週間にもわたって続く運動について考えた。それが「ポデモス」(私たちはで
2年前には存在すらしなかった政党ポデモスが、スペイン総選挙で69議席を獲得して第三党に浮上した。「あまりにも早くピークに達しすぎて息切れした」と言われていたポデモスだが、選挙前の巻き返しは見事だった。 ファイナンシャル・タイムズは、ポデモスの『REMONTADA』(カムバック)は党首パブロ・イグレシアスの個人的魅力に負うところがあると書いた。実際、彼は選挙戦でがぜん力を発揮するタイプの人だと思う。 「左派は庶民に語りかけていない。庶民に届く言葉を発さなければ左派は勝てない」 と言い続けてきたイグレシアスの演説内容を読むと、政治における言葉の重要さを痛感する。 英国でいえば、チャーチル、サッチャー、ブレアなど、歴史に残る政治家を語る時、まず人々が口にするのは彼らが残した言葉だ。 例えば、選挙前のテレビの党首討論中継では、シウダダノスの美男党首のまるで20年前のブレアを思わせるようなキラキラし
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