大阪維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事は19日、維新代表の橋下徹大阪市長が設置を目指す近現代史をテーマにした教育施設について「調査費を府と市の来年度予算に入れ込む」と述べ、府も設置に協力する方針を示した。首相官邸で菅義偉(よしひで)官房長官と面談後、記者団に述べた。 松井氏は「子供たちに近現代史を理解してもらうための施設は本来は国の事業」とした上で、「大阪からスタートするが、国も積極的に参加してもらいたいとお願いした」と述べ、菅氏に国のバックアップを求めたことを明らかにした。 また、5月の住民投票で是非が問われる大阪都構想についても、菅氏から「日本の成長のために意義はある。決めるのは大阪市民だから、しっかり説明してください」と求められたと語った。