▽ ０〜２歳児 待機児解消へ新年度 山形市は新年度から、０〜２歳児を保育する民間の幼稚園への補助事業を始める。少子化で園児数が定員を割っている私立幼稚園を活用し、認可保育園の待機児童の解消を目指す県内初の取り組みだ。当初予算案に４４８０万円を計上。６月までに４園での受け入れ態勢が整う見込みだ。 市の待機児童は近年２００人ほど（４月１日時点）。２００３年度以降、保育園の新設や増築、定員増などで計１２４０人分の定員を増やし、家庭で少人数の子どもを預かる保育ママや認可外保育園の認証事業にも取り組んできたが、解消には至っていない。 昨年１０月１日現在１８８人の待機児童の約８割を０〜２歳児が占めており、「共働き家庭が多い山形では、産休・育休後の３歳未満の保育ニーズが特に高い」とこども保育課。一方、３歳以上の受け入れを基本とする私立幼稚園の充足率は、少子化の影響などで約７割にとどまっている。
３月で、６１年間の歴史に幕を閉じる、千葉県流山市立流山幼稚園（同市流山、鈴木えみ子園長）に別れを告げる、記念電車「さよなら流山幼稚園号」が来月、流鉄流山線の馬橋－流山間５・７キロを走る。「子供たちが毎日見ていた、流鉄の電車に見送られたい」という保護者の願いを、流鉄が快諾して実現した。１８日には、記念電車の前後に飾られるヘッドマーク２枚が、流山駅で園児から流鉄に引き渡された。 幼稚園から保育園へのシフトなど時代の流れの中で姿を消す流山幼稚園。その６１年間の思い出が込められたヘッドマークは、最後の園児３０人と保護者による手作りだ。金属製の板を桜の木に見立て、「ようちえんのせんせい」など、３０人の夢が書かれた、花びら形のシールで満開の桜を表現している。 流鉄は全線で６駅のミニ鉄道。カラフルな電車ごとに付けられた愛称でも有名だ。流山幼稚園は平和台駅の近くにあり、流鉄の電車は身近な存在。園児には、青
民主党が2013年度からの導入を目指す幼稚園・保育所を一体化した「こども園」（仮称）について、政府の「子ども・子育て新システム検討会議」のワーキングチームで議論が行われてきたが、あまりに性急に進める政府に現場は猛反発。12月に2度開かれた同会議でも、着地点が定まらない状態だ。少子化問題を解決するために、幼稚園と保育所は、社会にとってどのような在り方がベストなのか。すでに横浜市で、幼稚園と保育施設を一体で経営する渡邉真一氏に聞いた。 ――民主党が進める「幼保一体化」に対して現場からの反発が大変大きいようですが、なぜなのでしょうか。 渡邉真一園長（以下渡邉園長）：あまりに議論が拙速過ぎるからではないでしょうか。もともと、幼稚園・保育所はそれぞれ歴史も目的も異なるもの。それを、十分な議論も財源もないまま、「幼稚園は定員割れしていて、保育所は（子どもが）溢れているなら、一緒にしてしまえばいい」とい
共働き家庭への支援を進めようと、大阪府は２５日、府内の私立幼稚園に補助を行い、開園時間を午前８時～午後７時に延長したり、休日開園などを促したりする新たな補助制度「大阪スマイル・チャイルド事業」の導入を検討していることを明らかにした。実現すれば全国初の試みとなるという。平成２３年度の予算編成に向け、担当部局がこの日、橋下徹知事に対して事業概要を説明した。関連記事【よくわかるニュース解説】待機児童解…幼保一体化に相次ぐ反発 利用者歓迎も…記事本文の続き 同事業では府内の幼稚園に対し、教員人件費を補助。幼稚園に開園時間延長を促し、共働き家庭が利用しやすい環境づくりを目指す。空き教室などを利用するため、新たな施設整備をせずに保育所の待機児童を減少させる効果が期待できる。事業費は総額で６億８千万円と想定している。 府内の私立幼稚園は少子化傾向もあり、定員充足率は平成２２年度で７４％。４割以上にあたる
全国学力テストでは、小中の国語、算数・数学すべての問題で、保育所よりも幼稚園に通っていた小中学生の正答率が３．３～６．３ポイント上回った。幼児教育関係者の間では、「どちらに通ったかだけによる学力差を示すことは、保護者らに誤解や不安を与えないか」などと、戸惑いや疑問の声が広がっている。 １歳児を保育所に通わせている東京都文京区の会社員女性（２６）は「幼稚園に通わせている親と比べ、子どもの勉強を見る時間が少ないのかもしれない」と分析。保育所に５年間通い、現在小学６年の娘を持つ大阪府内の公務員の母親（３７）は「保育所しか選べない家庭もある。点数が低いというなら、保育所の何がダメなのか、どうしたらいいのか、合わせて示してほしい」と不満を語った。 今回の調査では、養育環境や保護者の経済状況の違いなどは調べていない。全国の保育所が加盟する全国保育協議会の小川益丸会長は「子どもを取り巻く環境の違いに触れ
「だから、幼稚園に通わせておけばよかったんだ」。今朝の朝刊を読んで、言い争いになった家庭もあったのではないだろうか。３０日に発表された全国学力テストの結果では、保育園に通っているよりも、幼稚園に通っていた児童・生徒たちの正答率が高かった。 「勉強させるなら幼稚園」とでもいいたげだ。テストを実施した文部科学省は、幼稚園の所管官庁でもあるが、「そんなことが言いたいわけではない」と否定する。そりゃあ、そうだろう。 就学前教育に力を入れている幼稚園は主に専業主婦家庭を対象にしており、厚生労働省所管の保育園は、母親が働いていることが前提になっている。 保母だった私の知人は「勉強ばかりの幼稚園は愛情が足りない」と、子どもたちを保育園に入れた。「幼稚園派」の義父に小言を言われるとこぼしていたが、今回は小言ではすまないかも。 今回の結果に戸惑い、納得できないという人は少なくないはずだ。では、どうすればいい
「幼稚園類似施設」って何？幼稚園のようだけど、「幼稚園」とは呼ばれない「幼稚園類似施設」というところがあります。これはどういう施設のことなのでしょう？ 一般的な幼稚園との違いはどんなところにあるのでしょう？ 幼稚園は、就学前の子どものための「教育機関」です。法律的に言えば学校教育法に基づいており、管轄している国のお役所は文部科学省になります。そこで、私たちは一般的に、学校教育法に則って運営され、文部科学省から「認可」されている施設を「幼稚園」と呼んでいます。 ところが、中にはその「認可」を受けないものの、「幼稚園」と同じような教育を独自に行っている施設もあります。教育的な目的などは、ごく一般的な幼稚園と変わりないところが多いものの、「認可を受けていない」ということを法的に区別するために、「幼稚園」という名称を使えません。 デジタル大辞林によれば、幼稚園とは「学校教育法に基づいて設置された教
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幼稚園と保育園、どっちがいい？幼稚園と保育園、結局、どっちの方が子どものためにはいいの？ 来年の入園を控えて両方を検討している方に、ガイドが最終判断！ とっておきのアドバイスです。 幼稚園と保育園、子どもにとっていい方を選びたい！と思うのは当たり前の親心ですよね。では、両者にどんな違いがあるのでしょう？ 幼稚園と保育園とでは、まず、「管轄」しているお役所と、元になる法律が違います。幼稚園は文部科学省で学校教育法に基づき、保育園は厚生労働省の管轄で児童福祉法に基づいています。保育時間も違います。幼稚園は4時間が基本ですが、保育園は11時間が基本。子どもが毎日、長時間過ごすのが保育園ということになります。 預ける条件も違っています。親が働いているなどの事情で、日中、子どもと一緒に過ごせない家庭では、保育園を選ぶ場合がほとんどです。また、幼稚園、保育園どちらにも、公立、私立の園があります。 ただ
やって良いことと悪いことをわきまえる「規範意識」を子どもに身に付けさせることは、保護者や教員の大切な役割のひとつです。しかし、保護者と教員という立場の違いによって、幼稚園児に対する規範意識やしつけについての受け止め方が異なるということが、「全国国公立幼稚園長会」の調査でわかりました。どんな考え方の違いがあるのでしょうか。調査は、昨年１０月に実施し、母親を中心とした保護者約３，０００人、教員約１，１００人から回答を得ました。まず、幼児たちに「年齢相応の規範意識が身に付いている」かどうかを尋ねたところ、「そう思う」と回答した保護者は７９．１％と約８割に上ったのに対して、教員は５４．５％と約半数に過ぎませんでした。また、「もう少し幼稚園でしつけをしたほうがいい」かという質問に「そう思う」と回答したのは、保護者が３６．５％、教員が６３．９％で、やはり大きな違いがあります。また、「しつけで困難だと思
釜石市は４月から、きょうだいが幼稚園に同時に通園している場合、２人目以降の保育料を無料にする。県教委によると、県内初の試み。子育て世帯の経済的な負担を軽減するのが目的。同市は２００９年度から、保育所でも同様の措置を実施しており、就学前の子育て環境をさらに充実させる。 市によると、１０年度に対象となる子どもは私立幼稚園４０人、公立幼稚園２０人と見込み、無料化にかかる経費は約７３０万円。私立は世帯所得に応じた既存の減免措置である就園奨励費補助金を加算、公立は使用料の減額で対応する。 市内の幼稚園の保育料（月額）は、私立が１万３千〜２万２千円ほどで、公立が５５００円。 【詳しくは岩手日報本紙をご覧下さい】
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