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僕の妹は漢字が読める (HJ文庫) 『きらりん!おぱんちゅおそらいろ』それは日本文学を代表する作家オオダイラ・ガイの最新作だ。彼の小説に感動した高校生イモセ・ギンは、ツンデレ気味だけど本当は兄思いのクロハ、クールでちょっと毒舌系の幼女ミルというふたりの可愛い妹に助けられオオダイラのもとを訪れる。しかし、そこでギンや妹たちは謎の現象に巻き込まれてしまい――。 うわーおりじなりてぃあふれるさくひんだなー ・・・ベランダから思いっきり投げ飛ばしていいですか? あ、ダメですか。分かりました素直に売ってきます。 試し読みで評判になったのを知ったのが、注文した後だったのが悪かった。評判になると買いたくなくなる天邪鬼っぷりを発揮できていれば不幸な出会いをせずに済んだのに。 今の萌え文化を極端化させた文章が「正統派文学」とされる23世紀が舞台の物語。怪電波を放つ狂気の作品。 先生の狂いっぷりに笑ったり(も
西暦2202年。日本語から漢字がほぼ使用されなくなり、←や☆やらが多用される文章で、かつ無意味なパンチラや脱衣シーンを散りばめたものが「正統派文学」としてもてはやされる世界。そんな世界で作家を夢見る少年が、21世紀の日本にタイムスリップしてしまい……というお話。 ほぼ出オチな気がする話なのですが、こんな話で明確に「続く」になっていることが一番びっくり。まさか決着つかないとは……。 しかし一番気になるのは、日本語から漢字が消えているにも関わらず、語彙的には殆どそのまま残ってるっぽい描写になっていることなんですよね。日本語に同音異義語が多数あっても成り立つのは、文脈依存もありますが、それ以上に漢字による書き分けの存在が大きいと思うのですよね。絶対日本語の語彙自身も変容すると思うのですが……。そこまでは意識されていないみたいで残念。 ストーリーは一応、「正統派」とかいって他を聞く耳持たなくなるの
『きらりん!おぱんちゅおそらいろ』それは日本文学を代表する作家オオダイラ・ガイの最新作だ。彼の小説に感動した高校生イモセ・ギンは、クロハ、ミルというふたりの可愛い妹に助けられオオダイラのもとを訪れる。しかし、そこでギンや妹たちは謎の現象に巻き込まれてしまい――。 高度に発達した萌えは変態と区別がつかない パンチラと妹萌えが正統派文学となった未来から平成の時代にタイムスリップした兄妹の異色サブカルチャーコメディ。 とりあえず、斬新であることは認める。ただ斬新すぎて誰もついてこれないし、ついて行きたくねぇ! 無意味なパンチラと妹萌え、そして漢字が不要となってひらがなとカタカナだけの文体が正統派文学となった未来と平成の時代とのかけ離れた常識のギャップがシュールで苦笑しきりでした。 未来の世界がディストピアとしか思えない。ただし二次元美少女総理は認める。only in japan! 世界観とストー
僕の妹は漢字が読める (HJ文庫) 作者: かじいたかし,皆村春樹出版社/メーカー: ホビージャパン発売日: 2011/06/30メディア: 文庫購入: 16人 クリック: 1,358回この商品を含むブログ (89件) を見るタイトルからしてお前は何を言っているんだとツッコミたくなりますが、中身を読み始めればタイトルなんてまだまだ可愛いものだったと思える世界が広がっていました。まさに何がどうしてこうなったのかというエキセントリックな一冊です。 漢字が使われなくなり、萌えが文化を席巻する23世紀。妹とパンチラに彩られた「正統派文学」の大作家オオダイラ・ギンに会いに行った作家志望の少年イモセ・ギンというところから始まる物語は、飛ばしすぎてついていけない戦慄のオオダイラ文体と、二次元美少女が首相を勤める未来の日本に頭がクラクラする感じ。そしてその衝撃も冷めないままに始まるのは、21世紀と23世紀
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