いっぱいと言いつつ、前巻より少なくなっているのはご愛嬌。 それにしても竜、ひいてはドラゴンキラーの能力は アイデア次第ではすごくおもしろいものを作り出せそう。 痛みを食べる痛竜って想像もしていなかった。 ずいぶんタイプや中身は違うけれど、 ココとリリィのやり取りってホロとロレンスみたいに読んでいて楽しい。 特に――成長したのか道を誤ったのか、要所要所でココを言いくるめるリリィが素敵。 しかもたまに本音らしきものを混ぜてくるからにやけてくる。 ココにしてもスタンスは相変わらずなのに、 リリィたちを見捨てられなくなった場面が非常に印象的。 彼を取り巻く街の人たちにも前巻ではあまり強くは感じられなかった 信頼が見えてきて、なるほどこういう関係もありなのか、と。 小悪党どもの、小悪党どもなりのルールと生き方がまぶしい。 いやぁ、やっぱりおもしろかった。 さらに続刊「ドラゴンキラー売ります」も発売予