年始ということですが、今年は2020年、つまりDecadeの始まりです。そこで、今回は、2030年に私たち研究者のいる世界がどうなっているのか、私なりに予想してみたいと思います。 1)生物学は数理科学になる 理系の中でも、これまで生物学を学ぼうとしてきた人は、昆虫採集好きの生き物オタクみたいな人が多く、どちらかというと数学や物理学には関心がないという傾向があったことは、一般論として言えると思います。もちろん、生物学者の中にも、数学好きな人はいますので、あくまで一般論です。2030年、生物学は数理科学みたくなっていると予想します。既にその兆候はでていますが、人工知能やデータサイエンスを駆使したコンピュータ生物学がすごく目立つようになりそうです。 私が2016年に書いたacademistの記事です。 Biology 5.0 | academist Journal 2)論文はすべてオープンアクセ