Windows上で開発されてきたさまざまなAPIを整理し、全く新しい機能として再統合。従来はサポートできなかったハードウェアや機能も実装可能になる。Longhornが担う役割は大きいが、それ故にLonghornを前提とした製品、技術が数多く存在するため、Longhornのスケジュール変更に伴う業界全体のダメージは非常に大きなものになっている。 それはたとえば、Windows以外の自社製品の方向にさえ影響を与えているほどだ。最も大きな影響を受けたのは、おそらくOfficeだろう。次期Officeは当初、セキュリティを最重視してマネージドコード(.NETフレームワークで使われる中間バイナリ)で書かれ、LonghornでサポートされるWinFSをフルに活用して大幅に機能を強化したものになる、という触れ込みだった。しかしLonghornでのWinFSのサポートがなくなり、スケジュールも後ろへとスリ