支援装具をつけてリハビリを行う半身がまひした患者(2010年3月8日撮影、資料写真)。(c)AFP/Yoshikazu TSUNO 【5月12日 AFP】軽量のロボット「外骨格」を開発したとの研究結果が11日、発表された。装着者がバランスを崩したのを検出して、足の運びを修正し、転倒を防止できるという。 高齢者のつまずきを抑止することを目的とした「能動的骨盤装具(APO)」と命名されたこの最新機器は、膝が崩れたり脚の動きが乱れたりし始めるのをリアルタイムで識別できるセンサーと、バランスを回復させるための力を両脚に瞬間的に加える軽量のモーターを備えている。 APOを製作した伊サンターナ大学院大学(Scuola Sant'Anna)とスイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)の研究チームは、声明で「装着者の動きと持久力を強化するウェアラブル機器は、もはやSFの領域に属するものではない」としている