/usr/libexecディレクトリは、初期設定ではパスが通っていないこともあり、利用頻度は高くない。ftpdやtelnetdなどデーモンの類が保存されているらしいとか、その程度のユーザーが大半だろう。前回に続き取りあげる「PlistBuddy」は、その/usr/libexecディレクトリに置かれているコマンドだ。 このPlistBuddyは、拡張子「.plist」のファイルを読み書きするときに利用する。その用法を解説するのが今回の趣旨だが、その前になぜplistファイルが利用されるかを説明しておこう。 plistファイルは、"オブジェクトを永続化する"目的で利用される。メモリ上に生成したオブジェクトの内容をファイルに記録することで、プロセスが終了しても内容を保持することが可能になる。NEXTSTEPの時代から存在するが、独自書式だったものをOS Xの時代にはXML形式に変更している。 そ