(ディスカヴァー携書・1080円) なぜ政治進出を強化するのか 著者は創価学会員であり、大学院で社会学を専攻した若手研究者でもある。信仰者と研究者という両側面から、創価学会・公明党のあり方に迫る。 世の中では、安保法制をめぐって公明党・創価学会への疑問が噴出した。第3代会長・池田大作が平和主義を主張してきたにもかかわらず、創価学会員は池田の指導と異なるような政策を支援した。そこに存在する内在的論理とはいかなるものか? 著者は、戦後の創価学会と公明党の歴史を遡(さかのぼ)ることで、その構造に迫る。