石垣島で“夜の虹”の撮影成功 1月11日 14時46分 月の光が作り出す夜の虹、「月虹」と呼ばれる珍しい現象が、沖縄県石垣島で観測され、天文台が撮影に成功しました。 「月虹」は、月の光が大気中の水滴で屈折して見える現象で、今月7日の夜国立天文台石垣島天文台の職員が月虹の撮影に成功しました。撮影された写真には、アーチを描いた「月虹」がはっきりと写り、赤や黄色の鮮やかな色彩を確認することができます。月虹は、満月の前後、大気中に水滴があり、周辺の空が暗いなどの条件がそろったときに見えますが、月の光は、太陽に比べると、非常に弱いことから、写真におさめるのは難しいとされています。観測された夜は、小雨が降ったりやんだりで、月が姿を見せたわずか30分ほどの間に「月虹」が見えたということです。石垣島天文台によりますと、「月虹」は、これまでハワイなどで撮影されたことはありますが、国内で撮影された例はほとんど