秋田道夫(あきた・みちお) 1953年大阪府生まれ。1977年愛知県立芸術大学美術学部デザイン科卒業。同年トリオ株式会社(現・ケンウッド)入社。1982年ソニー株式会社入社。1988年よりフリーランス・プロダクトデザイナーに。デバイスタイルの「一本用ワインセラー」、生活家電シリーズ「MA」、コクヨIDカードホルダー「HUBSTYLE」、ステンレスステーショナリー「プリマリオ」、またセキュリティーゲートやLED式薄型信号機など幅広くデザインに携わる。 秋田さんの仕事で印象的なのが、製品の価格設定に対する厳しい目です。プロダクトデザイナーとして、価格はどうあるべきだと思っていますか? 秋田 僕は「一番優れたデザインとは価格だ」と、デザイナーにしては変わったことを言っています。それは僕自身が製品の付加価値として謳われているブランドやデザイナーの名前に対して、お金を出す気があまりないからなんですね
京都工芸繊維大学のみなさんに 30日の講演に大勢の方に聞いていただけた事とてもうれしく思っています。 はじめて大学を訪問しましたが、あの正門に立ったときからなんだかとても充 実した気分でした。迎えてくれているそう感じました。 その正門で先日大阪で開いた「やさしいデザインのはなし2」に参加して下 さった大学の学生さんにばったりと出会ったのもその迎えてくれている気持を 一層たしかな気持にしてくれました。 ここでお伝えしなければいけない事があります。あの日演壇に立った時のわた しのいでたちは「舞台衣装」でした。 実はもうちょっと「大人びた」かっこうで大学まで来たのです。 そしてやっぱり「普段の格好」の方が「話が伝わりやすい」そう感じたので いつも着ているジャージに野球帽といういでたちに換えました。 そうどうでもいいことです。 でもそこにはわたし自身が大学生で東京から くる現役のデザイナーに「期待
デザイナーのみなさん 後世にも残るいいデザインをしてますか。 後世にも残るいいデザインをするにはどうすれbがいいか。 それはまず「現世」でもいいといわれるデザインをすることでしょう。 わたし会社を入ってから20年間にわたってドイツのデザイン賞の年鑑を 買い続けていました。 年鑑が手元にとどいてぱーっとその分厚い本をめくるわけですが おーっと息を呑むデザインがいくつもあってそれらに「しおり」をつけるように しておりました。 最初に買ったときからは30年の歳月が流れましたが、そのしおりのついた 製品はけっこう今見てもすばらしい。 もちろんその製品がドイツや世界で売れたかどうかはわかりません。 今も売れている製品はほとんどないかもしれません。 しかしその年鑑に載ったたたずまいは変わりません。 後世に残るには今いいと思うものを作るしかないのです。
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