肥料成分には、植物が多量に必要とする多量必須元素と微量必須元素等がありますがそれぞれの成分の植物に対する生理作用は、次の通りです。 多量必須元素 窒素の生理作用 植物の細胞の原形質の主な成分であるタンパク質などを構成する成分で次のような生理作用があります。主な働きは、 イ 細胞の分裂・増殖に必要です。 ロ 根、葉、茎の発育、繁茂を促します。 ハ 養分の吸収、同化作用を盛んにします。 りん酸の生理作用 植物中の核酸、酵素の構成成分であります。主な働きは、 イ 作物の生長を早めます。 ロ 根の発育を促し、発芽力を盛んにします。 ハ 分けつの数や根、茎、葉の数を増やします。 ニ 子実の収量を高め、品質を良くします。 加里の生理作用 植物中のデンプン、タンパク質の生成、移動、蓄積に役立ちます。主な働きは、