DIC川村記念美術館は「ダウンサイズ&リロケーション」に決定。作品保有数4分の1へDIC株式会社は同社運営のDIC川村記念美術館について、「ダウンサイズ&リロケーション」する方針を固めた。 DIC株式会社(以下、DIC)が、運営するDIC川村記念美術館について「ダウンサイズ&リロケーション」させる方針を決定した。 同社は今年8月、経営上の理由から同館を「ダウンサイズ&リロケーション」あるいは「美術館運営の中止」とする方針を示し、検討を重ねてきた。 同社リリースによると、「美術館運営を社会的価値と経済的価値の両面から考えた場合、適切な規模と場所で美術館運営を継続することが、ブランド価値向上による事業の発展に資することのみならず、ステークホルダーひいては社会全体に対する好ましい貢献活動であると考えるに至った」としており、「ダウンサイズ&リロケーション」が最終方針となった。 DICは美術館と美術
「DARK MOFO 2019」公演風景(Avalon Theatre(オーストラリア)、2019) 撮影:DARK MOFO 2019 黒部市美術館開館30周年 サエボーグ Enchanted Animals 2024年11月16日(土)-2025年1月13日(月・祝) 1月4日「Pigpen」公演観覧をご予定のお客様へ 整理券の配布はございません。11:00の公演開始前に会場にお越しくださいませ。 プログラムについて 「サエボーグ Enchanted Animals」に関連した内容に更新してお届けいたします。 ご来場の皆さまにも子豚役として母豚から生まれる体験をご用意しております。 当日ご来館の方々の人数や公演進捗により、どれぐらいの方にご体験いただけるかどうかにつきまして状況が変動いたしますが、当日は、お子様(+サポートの大人)を優先させていただきたいと考えております。ご了承ください
栗林隆(くりばやし・たかし/1968-)は、長崎に生まれ育ち、現在はインドネシアと日本を往復しながら活動するアーティストです。活動開始から一貫して「境界」をテーマに、ドローイングや、インスタレーションや映像などの多様なメディアを用いて身体的体験を観客にうながす作品を国内外で発表してきました。 彼の作品は、自然と人間の関わりに対する本人の深い関心から生まれてきました――展示室の中に和紙で作られた林が広がる《Wald aus Wald(林による林)》(「ネイチャーセンス展」2010、森美術館)、そして薬草による蒸気で満たされた、原子炉の形を模した構造物の中で他の鑑賞者とともに過ごす〈元気炉〉シリーズ(2020-、下山芸術の森 発電所美術館ほか)、タンカーを様々な生態系が共存する一つの場として、さらには思想や作品を運ぶプラットフォームとして捉えた《Tanker Project》(2021-)など
2024年11月30日(土)~2025年2月2日(日) November 30, 2025-February 2, 2025 展覧会チラシ 須田悦弘《東京インスタレイシヨン》(部分)1994年 ミクストメディア 山梨県立美術館寄託 ©Suda Yoshihiro / Courtesy of Gallery Koyanagi
SNSで話題沸騰中の「新!いい人すぎるよ展&すぎるよすぎるよ展」はグッズもアツい!東京会場の様子をレポ
原点を超えるエレクトロニック・ミュージック 池田亮司の活動がめざましい。表現が賦活化しているといえばいいか。すでに閉幕したが、夏の終わりまで青森の弘前れんが倉庫美術館で国内では東京都現代美術館での2009年の個展以来、13年ぶりとなる大規模展を成功させたかと思えば、岡山や東京での作品展示があり、12月にもデジタルアートと音楽の祭典〈MUTEK.JP 2022〉への参加のアナウンスもあった。 オーディオとヴィジュアル、時間と空間を横断する池田の活動はいまにはじまったことではないとはいえ、極大と極小が背中合わせになったここしばらくの精細かつ壮大なヴィジョンはサウンド/アートの地平にひとつの領野を拓いたといってもいいすぎではない。となれば2013年の『supercodex』以来となる新作にも期待が高まろうというもの。 池田の母屋ともいえる〈音〉の分野におけるおよそ10年ぶり、10作目のアルバム『
イベント『アートゴールデン街 by NoxGallery x Superchief x Brillia』が1月9日からセゾン代官山で開催される。 東京建物とエフ広芸が手がける同イベントは、東京建物が保有し、老朽化のため2月に解体が予定されている10階建の賃貸マンション・セゾン代官山の一棟全体を活用した没入型アートイベント。1階、2階をデジタルアートギャラリー、3階以上の住居区画などをアーティストによる表現の場として活用し、最先端のアート、音楽、テクノロジーを発信する。 エントランスなどの共用部分についてはフロアごとに異なるテーマで装飾が施されるほか、50戸の部屋についてはアーティストのペイントやデジタルサイネージなどさまざまな技法を用いた装飾により、それぞれが異なる魅力の詰まったアート空間になるとのこと。 イベント名の「アートゴールデン街」は芸術家、作家、映画監督などクリエイティブな個人が
ホーム / ニュース・記事 / D.Hinklayとのコラボ作品も展示。ザ・マッカランが200周年を記念し、特別エキシビション「THE HEART OF THE SPIRIT TOKYO EXPERIENCE」を開催
2024年11月8日(金)18:30 - / 登壇者:工藤健志(田川市美術館・館長)x 川俣正 ※終了しました。 https://forms.gle/jUgwtMaD1QQ5RCHT9 <作家コメント> 「Kawamata Archive 2024 」について―― 以前、アートフロントギャラリーで「Kawamata Annual 」というタイトルで、年末にその年に行ったプロジェクトを回顧する展覧会を、通年で行なっていました。 今回は、「Kawamata Archive」という名称にして、引き続きその年のアクティブティを、写真、マケット、模型などで紹介する展覧会を行います。 自分が忘れないためにも、実際にどこで何をしてたかということを、明記した年表も作り、紹介したいと思います。 さて今年は、自分にとってどんな年だったのでしょう? image sketch 「アニュアル」から「アーカイブ」へ。
医療現場で人体解剖図を描いてきた画家・亀井三千代による、東京では4年ぶり、不忍画廊では初めてとなる個展を開催いたします。 その独創的な解剖幻想世界の始まりでありながら、いままで大きく紹介されてこなかった「花」を描いた初期秀作を中心に、水墨による新作絵画までを、企画協力に美術評論家の相馬俊樹氏をむかえご紹介いたします。 亀井 三千代|Michiyo Kamei(1966 – ) 1966年東京生まれ。幼少期を京都で過し、独学で絵を描く。 1996年より東京医科歯科大学(東京科学大学)・医学部解剖学講座にて聴講を始め、人体解剖図、医学論文用イラストを多数作成する。 慶應義塾大学文学部哲学科卒業。東京医科歯科大学(東京科学大学)医学部・臨床解剖学講座専攻生(2004~2010)。人人会会員。
サエボーグSaeborg 1981年富山県生まれ。女子美術大学卒業。家畜や害虫などを題材にした自作のラテックス製ボディスーツで、パフォーマンスやインスタレーションを展開する。2014年第17回岡本太郎現代芸術賞 岡本敏子賞、2022年Tokyo Contemporary Art Award 2022-2024受賞。近年の主な展覧会、公演に、Tokyo Contemporary Art Award 2022-2024受賞記念展『I WAS MADE FOR LOVING YOU』(24)、ミドルズブラ・アート・ウィーク『Pigpen』(23)、世界演劇祭『Super Farm』(23)、シアターコモンズ’23『Soultopia』(23)、Ultra Unreal『Slaughterhouse』『Pootopia』(22)、個展『LIVESTOCK』(21)など。 https://saebo
2024年11月に当ギャラリーにて写真家 田中流さん主催による出版記念展『 ニンギョウモドキ 』を開催致します。 ニンギョウを愛するあまり、ニンギョウになることを選択したモノ。 彼女達はニンギョウモドキと呼ばれ、人知れずひっそりと暮らしているそうな。 ニンギョウとニンギョウモドキが織りなす物語を是非ご高覧頂きたく存じます。 展示会情報 会期:2024.11.21(木) ~ 11.25(月) ※5日間の開催です 時間:13:00 ~ 18:30(最終日は17:00まで) 会場:gallery hydrangea(東京 曳舟) Access 音楽:Magnolia(https://www.tunecore.co.jp/artists?id=148830) 入場無料 展示コンセプト 遠い昔の記憶 石神茉莉の小説を読み終えた私は、カメラを携え街を彷徨った。 初めて見た古いビルヂング。 そっと中を覗
ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ 六本木ヒルズの巨大な蜘蛛のアーティスト!国内27年ぶり、待望の大規模個展 2024.9.25(水)~ 2025.1.19(日) ルイーズ・ブルジョワ(1911年パリ生まれ、2010年ニューヨークにて没)は、20世紀を代表する最も重要なアーティストの一人です。70年にわたるキャリアの中で、インスタレーション、彫刻、ドローイング、絵画など、さまざまなメディアを用いながら、男性と女性、受動と能動、具象と抽象、意識と無意識といった二項対立に潜む緊張関係を探求しました。そして、対極にあるこれらの概念を比類なき造形力によって作品の中に共存させてきました。 ブルジョワの芸術は、主に自身が幼少期に経験した、複雑で、ときにトラウマ的な出来事をインスピレーションの源としています。彼女は記憶や感情を呼び起こすことで普遍的なモチーフ
中小企業コンサルタントの不破聡と申します。大企業から中小企業まで幅広く経営支援を行った経験を活かし、「有名企業の知られざる一面」を掘り下げてお伝えしていきます。 千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館の行方に注目が集まっています。20世紀の貴重な美術品を収蔵していますが、株主からの圧力にさらされて運営効率を高めることが求められているのです。 規模を縮小して東京に移転する計画も立ちあがりました。美術界からは移転に反対する署名活動も行われています。前澤友作氏が収蔵品の作品購入に意欲を見せるなど、多方面に影響を与えています。 社会貢献か? 株主の利益の最大化か? 企業に突き付けられる難問 一連の騒動は、企業(特に上場企業)の在り方を問うものとして、非常に興味深い内容です。 欧米を中心に、企業が資金を拠出して文化・芸術活動を支えるメセナが重視されてきました。豊かな社会の創造に企業が寄与するべきだと
【重要】原画復元の画質問題について 『哀しみのベラドンナ』(1973)の画像を動画から復元するに当たって、どうしても解決できない、最大の懸念点となった問題をこれから書きたい。クラウドファンディング参加を考えている人は、よくお読みになり、内容を理解されたのちにご参加ください。 ●入手できた劇場上映用4Kデータこの原画復元計画は、『哀しみのベラドンナ』4K上映に当たって米国CINELICIOUSPICS社が高額な予算をかけてオリジナルフィルムから作成した劇場上映用4Kリマスターデータが著作権者から入手できたことで、一挙に実現性が高まった。 当初、米国や英国で市販されている4KマスターによるUHD(ウルトラハイビジョンディスク)から原画復元しようと思い、まずUHDを入手(そのとき品切れだったので中古のプレミア価格で入手した)。ここから原画が復元できないかを探った。 もちろん、画集を作るに当たって
美術作品を堪能して、よく手入れされた庭園や緑豊かな自然の中を散策。 ほっと息をついて寛げるレストランも併設されています。 開館前の予想とはかけ離れた数の来館者が訪れる、幸運な美術館です――。 川村さんて誰だろう。川村記念美術館という名を見てそう思った。画家か、彫刻家か、それとも陶芸か、あるいは工芸か。でもそれらしい人が浮かんでこない。資料を見るとこの美術館を支えるのはDIC〔ディーアイシー〕株式会社で、その創業者が川村さんだったのだ。初代社長が川村喜十郎氏で、2代目の川村勝巳氏のころから美術品のコレクションが本格的にはじまったらしい。 場所は千葉県の佐倉市、成田空港にも近いところだ。交通の便は必ずしもよくはない。でも最寄りの駅から無料のシャトルバスが運行している。 到着したところは、広々とした庭園だった。大きな池の周りに芝生が広がり、樹木がうまく配置され、手入れが行届いている。池から少し離
会場である国立ハンセン病資料館は、東京都東村山市にある国立療養所多磨全生園に隣接している。同園は、1909年に開院したハンセン病療養所で、2024年5月時点で94名の元患者(回復者)が入所している。 ハンセン病は、らい菌という病原菌による感染症だが、その感染力はきわめて弱く、現在では投薬と短期間の通院で治療可能な病気だ。だが、放浪するハンセン病患者を「文明国」にふさわしくないとし、強制収容の対象とした1907年の「癩予防ニ関スル件」の成立から、じつに1990年代半ばまで、患者・回復者たちを療養所に強制収容して社会から見えないようにする隔離政策が続けられてきた。 日本の近現代史には数えきれない闇の部分があるが、ハンセン病をめぐる差別も積極的に語られることのなかった、しかしだからこそ語るべき歴史の一つだ。 国立ハンセン病資料館では、2022年に患者・回復者らが自身の暮らしのためにつくった道具を
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