正月返上で150件以上を告発した男の思い――上脇教授の告発が、捜査や派閥解消、法改正に結びつき、そして、今回の衆院選では15年ぶりに自民・公明両党で過半数を割る結果を生み出しました。告発がそんな大きなうねりになるなんて想像できましたか? 上脇博之(以下同) まず、説明しておきたいことがあります。今回の派閥の政治資金パーティーを巡る裏金問題は、共産党の「しんぶん赤旗」日曜版が最初にスクープしました。私が赤旗にコメントを求められたことから、追加調査を行ない、その告発に踏み切ったわけです。
Abstract: This article chronicles how two commercial TV stations in Toyama Prefecture exposed deep links between politicians and the Unification Church. It discusses how a local community of investigative journalists with close ties to adherents and politicians revealed ways the church and lawmakers cooperated on electioneering and policymaking, and it analyzes how their exposés were taken up in n
ジャーナリストの鈴木エイト氏が入手した内部資料によって、前回の2021年衆議院総選挙で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が自民党候補者たちを強力に支援していた実態が明らかになった。資料には具体的な支援として、婦人部と青年学生による電話ボランティア、壮年は自民党機関誌「自由民主」の配布などと記されている。 さらに、支援する議員の一覧表にはAからDのランクがつけられ、教会との関係性の深さが示されていた。議員一覧の中には石破茂内閣の閣僚や、元閣僚の名前もあった。 鈴木エイト氏が託された資料『激動の2021年「政治決戦 総選挙と日本の行方」』 “組織的な協力関係”が存在すると疑わざるを得ない 「この資料をエイトさんに託したい」 渡された資料は33ページに及ぶパワーポイントで、表紙にはこうタイトルが付けられていた。 『激動の2021年「政治決戦 総選挙と日本の行方」』 作成者は、世界平和統一家庭連
わずか5ヶ月で再出馬 「この自民党政治を一旦お休みいただいて、改革をできる、そういう政治体制にしなければいけません」 自民党で石破茂新総裁が誕生した直後となる9月30日午前。静岡県磐田市で次期衆院選への出馬表明を行ったのは、約5ヶ月前に衆議院議員を辞職をした宮澤博行氏だ。 宮澤氏といえば、自民党旧安倍派の裏金問題について、昨年12月13日に記者団に対して「はっきり申し上げます。しゃべるな!しゃべるな!これですよ!」と吠え、派閥からの口止めがあったと証言したことで一躍時の人となった。 ところが今年4月23日、週刊文春に女性問題を追及されると発売を前にしてあっさり議員辞職をして世間を唖然とさせた。 自民党は宮澤氏が抜けた静岡3区の支部長選任を急ぎ、8月23日に後任として掛川市議会議長の山本裕三氏を選出した。静岡3区は前回、宮澤氏が立憲民主党の小山展弘氏に1万2千票近く差をつけられて敗れている。
17日付朝日新聞は、平成25年参院選の公示直前に当時の安倍晋三首相と旧統一教会会長が自民党本部で面会していた写真を根拠に、両者が選挙支援の確認をしていたとトップ記事で報じました。この面会の存在をもって「党と教団の組織的関係はない」とする自民党の見解に疑義が深まったと問題視しています。しかしながら、立証責任を果たすことなく、反論ができない故人を臆測で批判している朝日にこそ逆に問題があると考えます。 まず、公民権をもつ国民で構成され、党に対する支持を表明している団体の訪問を自民党が拒む理由はありません。政党はその政策実現のために国民の支持を求める存在であり、党の政策に共感する団体に対し政治に関わる諸情報を提供することは、ごく普通に行われている正常な政治活動です。そもそも参政権は国民個人に等しく与えられた権利であり、その権利の行使を個人の属性を根拠に問題視することは基本的人権を侵害する行為といえ
9人が立候補した自民党総裁選は27日投開票され、1回目の投票では過半数を獲得した候補がおらず、党員票、国会議員票で獲得票数の上位2人となった高市早苗経済安保相(63)と石破茂元幹事長(67)による決選投票の末、石破氏が新総裁に選ばれた。 一方、第1回投票後から加藤勝信元官房長官(68)の議員票が「16票」だったことがSNS上で注目されている。総裁選出馬には国会議員20人の推薦人が必要とされる。自身の1票を含めた場合、推薦人のうち少なくとも5人は加藤氏への投票を見送ったことになる。 SNSでは、「加藤勝信の16票ってなんなんだ?推薦人が裏切ったって事か?」「推薦人から造反されてる?」「加藤氏悲しすぎる」「永田町って闇が深いな」などのほか「人狼始まりそう」といった“犯人捜し”の声も。加藤陣営が出陣式でカツカレーを食べたことから「カツカレー食い逃げ野郎が5人出たか」などのコメントもみられた。 総
先日、自民党広報本部長の平井卓也氏が総裁選のポスターとウェブ動画「THE MATCH(ザ・マッチ)」を発表した。平井氏は香川1区(比例四国ブロック)選出の衆院議員だ。父と祖父は参議院議員で、どちらも地元紙「四国新聞」の社長を務めていた。 現在の四国新聞の社主は平井氏の母であり、社長は弟である。一族はテレビ局の西日本放送を経営し、平井卓也氏は29歳から41歳まで社長を務めていた。香川県では政治家一族が地元の新聞とテレビを持っている。 そうなると政治報道はむしろ公平さに気を配ると思うのだが、四国新聞は平井推しを隠さない。忘れられないのは平井氏が初代デジタル大臣に就任した翌日の四国新聞である(2020年)。 平井卓也氏 ©時事通信社 一面にデカデカと「初代デジタル相 平井卓也氏に聞く」とぶち上げ、平井氏が笑顔でインタビューに答えている。「国民目線で改革」「透明、公正、迅速に」という見出し。まるで
自民党を離党し議員辞職した宮沢博行前衆院議員が、9月の党総裁選出馬を目指す候補者の「資質」について産経新聞のインタビューに応じた。ディベート力が勝敗を左右するとしつつ、最終的にベテランの茂木敏充幹事長(68)、林芳正官房長官(63)、石破茂元幹事長(67)による三つどもえを予想した。 ◇ 党員票の獲得などで「陸上戦力」はすごく重要なんですね。前回の総裁選で高市早苗経済安全保障担当相(63)を支持したが、全国の友人の地方議員に「高市さんをやってくれないか」と頼むと、「ごめん、もう岸田文雄首相で頼まれているんだよ」という話を何度ももらいました。岸田派(宏池会)は陸上戦力を持ち、リーフレットを全国の党員にまくことができた。これは大きいと思う。陸上戦力を持っているのは、ほかに茂木派(平成研究会)、麻生派(志公会)ですよね。 今回も派閥政治に収れんするでしょう。最終的に茂木派の会長だった茂木さん、岸
不適切交際で自民党を離党し、議員辞職した宮沢博行前衆院議員(49)が、9月の総裁選出馬を目指す候補の「資質」を巡り、産経新聞のインタビューに応じた。小林鷹之前経済安全保障担当相(49)、小泉進次郎元環境相(43)の若い候補については派閥パーティー収入不記載事件で傷ついた党を刷新する役割も期待されるが、宮沢氏は「新鮮さはすぐに陳腐化する」と異論を唱える。 宮沢氏は当選4回で安倍派(清和政策研究会)に所属していた。昨年12月に不記載事件を巡る派閥の関与をいち早く暴露し、「安倍派を介錯する」と派閥解消論を唱えたが、今年4月に新型コロナウイルスの緊急事態宣言下での「パパ活」不適切交際が報じられ、議席を返上した。政治不信に拍車をかける不祥事だったが、疑惑を尋ねる記者団に「記憶にございます」と認めるなど、潔さを一定評価する声も挙がっていた。 ◇ 今回の総裁選は「脱派閥政治」の様相から始まった感がします
岸田総理大臣は、準備を進めるリニア中央新幹線沿線の県知事などに対し2037年に全線を開通する目標を堅持するよう指示する意向であることがテレビ東京の取材で分かりました。 JR東海は、ことし3月、リニア中央新幹線の東京ー名古屋間について、目標だった2027年の開業を断念していて、名古屋ー大阪間を含めた全線開通の時期も遅れることが懸念されていました。 関係者によりますと、7日午後に総理官邸で予定されているリニア中央新幹線の沿線自治体の県知事とJR東海との会談の中で、岸田総理は、東京ー大阪間の全線開通の開業を2037年とする目標は堅持するよう指示する意向だということです。 政府としては、東京ー名古屋間の工事と並行して名古屋ー大阪間の工事を進めることで早期の全線開通を実現し、リニアの経済効果を高めたい考えです。
静岡県知事選投開票日の26日、朝日新聞社が実施した出口調査によると、立憲民主と国民民主が推薦した鈴木康友氏は立憲支持層の79%を固め、自民支持層の34%にも食い込んだ。自民が推薦した大村慎一氏は自民…
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