http://d.hatena.ne.jp/morningrain/20090826/p1で紹介した『精神科医がものを書くとき』の続編と言っていいのがこの本。もともと、文庫になる前は『精神科医がものを書くとき』という1、2巻の単行本だったのですが、それが文庫化に際して再構成されて違うタイト類の2冊として刊行されたのです。 解説ではこちらは「どちらかといえば軟」に当たる文章が集められていると書いてあります。確かに、旅行記や回想、文明論、死生観、昆虫についてのアンケートへの答え(!)、そしてギリシア現代詩についての文章など、精神医学以外の文章が多くおさめられているのがこの本の特徴。 ただ、精神医学についても短いながら非常に内容の濃い文章がおさめられているので、『精神科医がものを書くとき』を興味深く読んだ人はぜひこちらの本も読むべきでしょうし、精神医学の難しい話には興味はないが、阪神淡路大震災な
この本はあまり近しい人には薦めない本です。 正確に言えば、ネットの外ではこの本を読めと直接薦めたりはしないでしょう、ということです。 (そもそも出さないでしょうけど)会話に出すとしても、興味を持ったら読んでみれば、という程度ですね。 なぜなら、こういう本の感想を言葉にさせるのを強要するのが嫌いだから。 感想を強要したつもりは無くても、どうだった?くらいの会話が出ざるをえない状況に陥れるわけで、「面白かったよ」、「私には合わない」、とかで済む類のものならいいんだけど、思い入れや思想とかがほんの少しでも(推す側に)あるとこれがもういけない。 こう読んで欲しい、という意図があって*1、それに合わない感想でも言うのはどうかな、なんてことを読む側が考えてしまう類の本*2で、かつ、そういうのを持たれるのが嫌なタイプの物語だから。 どんな本でも、読みたいと思った人か、たまたま出会った人が読むものなんで、
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