今週は、ヤンボウ、マンボウ、景気予報といったところか。景気の基調は強く、2月の商業動態・小売業は102.8と消費増税「後」の最高となり、鉱工業出荷(除く輸送機械)は前月比+2.9の103.7となって、消費増税「前」の水準を取り戻した。そんな中、3月下旬になって、大阪を中心に感染がぶり返し、「まん防」が発動されるに至った。5月には高齢者へのワクチン接種が本格化し、コロナ禍の終わりも見えてきた中、最後の難所にさしかかった。 ……… 2月の小売業は、コロナ蔓延による1月の減少の反動もあって、前月比+3.1と大きく伸びた。その水準は、消費増税「後」並みである。構造を見ると、飲食料品は、増税の対象外だったこともあって、増税後も水準を維持し、外食が規制された分、やや高めだったりする。小売業全体は、増税により水準が低下しており、衣服・身の回り品は、コロナ禍の外出自粛の影響を強く受けている。モノに関しては