4日午前8時55分頃、JR東海道新幹線の新大阪―京都間で、走行中の新大阪発東京行き「こだま642号」の3号車で、中央付近の座席の上に、赤と黒のまだら模様の蛇(体長約1メートル)がいるのを、巡回中の車掌が見つけた。 車掌は、1人だけだった乗客を別の車両に避難させ、扉を閉め切って蛇を3号車内に閉じ込めた。乗客200人にけが人はなかった。JR東海は、米原駅で運転を打ち切り、連絡を受けた滋賀県動物保護管理センターの職員が同駅に停車した車内で、蛇を捕獲した。 JR東海によると、乗客は同駅に臨時停車するなどした後続列車に乗り換えた。蛇の車内への持ち込みは禁止されており、同社は「なぜ蛇が車内にいたのかわからない」としている。 日本蛇族学術研究所(群馬県)によると、蛇は中米原産で、毒はないという。