東京工業大学は、2024年10月に東京医科歯科大学と統合し、東京科学大学(Science Tokyo)となりました。 本サイトの情報は、順次、Science Tokyoのサイトに移行していきます。公開されているページは東京科学大学の情報として有効なものです。
(花園 祐:中国・上海在住ジャーナリスト) 12月中旬、筆者は扁桃腺に軽い痛みが続いていたことから、上海市内の自宅で抗原検査キットを使ってみたところ、新型コロナウイルス感染症の陽性反応を示す2本線がくっきりと表示されました。 全く想定していなかったわけではありませんが、筆者にとってこれは意外な結果でした。というのも、それまでの1週間は全くと言っていいほど外出していなかったからです。 外出を控えていたのに感染 12月7日、中国上海市はそれまで交通機関や施設を利用する際に義務付けていたPCR検査の陰性証明表示義務を廃止し、中国政府が「世界に冠たる大きな成果」と自賛していたゼロコロナ政策を大きく緩和しました。しかしこの日以降、市内各地で新規感染者が急増し始めました。 12月第3週から筆者の職場では、コロナ対策として社員に在宅勤務を義務付けていました。筆者も自宅で仕事をこなしつつ、感染リスクを避け
COVID-19の感染を繰り返すほど重症化や死亡のリスクが高まる 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染を繰り返すほど、発症時に重症化しやすくなり、死亡リスクも上昇することを示すデータが報告された。米ワシントン大学のZiyad Al-Aly氏らの研究によるもので、詳細は「Nature Medicine」に11月10日掲載された。感染回数が1回の人に比べて複数回感染した人では死亡リスクが2倍以上になり、入院リスクは3倍以上に上昇するという。 画像提供HealthDay パンデミック発生から3年近くになり、既に複数回、COVID-19に罹患した人が増加している。COVID-19に一度かかると免疫力が高まり、感染リスクや発症時の重症化リスクが低下するのではないかと期待する考え方もあるが、実態はよく分かっていない。Al-Aly氏らはこの点について、米国退役軍人省の医療データを用いた解析
学術誌セル・リポーツ・メディシンが15日公表した米マサチューセッツ総合病院の研究によると、結核予防用のBCGワクチンに、1型糖尿病を患う人の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防にも効果があることが分かった。 BCGワクチンは全世界の乳幼児に年1億回余り接種されているが、米国の標準的な予防接種プログラムには組み込まれていない。医師らは長年、BCGに結核予防以外の効果もあるとみていた。 マサチューセッツ総合病院は新型コロナ流行前から1型糖尿病患者に対するBCGの効果を研究しており、BCG接種群とプラセボ(偽薬)投与群とを比較する臨床試験(治験)を実施していた。2020年春にコロナ流行が本格化した後は、被験者を無作為に治療群とプラセボ投与群に分けてコロナ予防効果をみる治験を始めた。...
新型コロナウイルスの変異株のひとつ「オミクロン株」は急速に感染が広がったが、その波は峠を越えつつある。すでに米国では半数を超える州で感染者数がピークアウトしたようだ。また、世界の感染者数を予測するモデルによると、世界のほとんどの地域でこの波は3月末までには過ぎ去っていくとみられている。 さらに感染力が強い? オミクロン株の亜種「BA.2」についてわかっていること そこで湧いてくる疑問がある。この先いったいどうなるのか、という疑問だ。 短期的に見れば、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)はその答えをすでに示してくれている。最初に感染が広がったオミクロン株である「BA.1」から、その亜種である「BA.2」へと急速に置き換わりが進んでいるからだ。 英国の保健安全保障庁は1月下旬に公開した調査結果において、英国におけるBA.2の感染者数が7日で2倍になったことを明かしている。その数日前、デン
A technician wearing a full body protection suit pours material inside a biosafety level 3 Covid-19 research laboratory at the African Health Research Institute (AHRI) in Durban, South Africa, on Wednesday, Dec. 15, 2021. Photographer: Waldo Swiegers/Bloomberg 体内の抗体レベルが低下している場合でも、T細胞が新型コロナウイルスのオミクロン変異株感染の重症化を防いでいる可能性がある。オランダと南アフリカ共和国でそれぞれ行われた研究が示した。感染が過去最悪規模で拡大している一方で、これまでのところ病院が機能不全に陥っていない理由を説明する
12月3日、 新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」は、同じ細胞内に存在する別のウイルスの遺伝物質の一部を取得することで、少なくとも一つの変異を獲得した可能性が高い、という見解を米国の研究者らが示した。ニューヨーク市内の検査会場で3日撮影(2021年 ロイター/Jeenah Moon) [ニューヨーク 3日 ロイター] - 新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」は、同じ細胞内に存在する別のウイルスの遺伝物質の一部を取得することで、少なくとも一つの変異を獲得した可能性が高い、という見解を米国の研究者らが示した。 この遺伝子配列は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の従来株には見られないが、風邪の原因となるウイルスを含む他の多くのウイルスには普遍的に存在し、ヒトのゲノム(人間の全遺伝情報)にも存在するという。 査読前論文サイト「OSFプレプリント」に2日に掲載された
新型コロナウイルスの最初の感染者は中国・武漢市にある市場の売り子で、市場とは無関係と思われる会計士ではなかった──。米アリゾナ大学で生態学・進化生物学の責任者を務めるマイケル・ウォロビー氏が、18日に出版された学術誌「サイエンス」に掲載した論文でこうした研究結果を示した。写真は武漢の海鮮市場、1月撮影(2021年 ロイター/Thomas Peter) [シンガポール 19日 ロイター] - 新型コロナウイルスの最初の感染者は中国・武漢市にある市場の売り子で、市場とは無関係と思われる会計士ではなかった──。米アリゾナ大学で生態学・進化生物学の責任者を務めるマイケル・ウォロビー氏が、18日に公表された解説(訂正)でこうした研究結果を示した。
2021年09月05日06:00 カテゴリ新型コロナウイルスドイツ 独ウイルス学者「今秋が危ない」 ドイツの世界的ウイルス学者、クリスティアン・ドロステン教授(シャリテ・ベルリン医科大学ウイルス研究所所長)は1日、ドイツのラジオ放送のサンドラ・シュルツ記者とのインタビューに応え、この秋のドイツの新型コロナウイルスの感染状況について語った。同教授は、「秋には社会的接触の制限が再び必要となる。デルタ変異株のウイルスは感染力が強く、患者の入院率は高い一方、ワクチン接種率は低すぎるからだ」と主張し、ワクチン接種率を挙げる必要が急務だと強調した。 ▲ドイツの代表的ウイルス学者ドロステン教授(2021年3月17日付の独紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングから) ドロステン教授は今年5月9日、ドイツ公営放送ZDFの「ホイテ・ジャーナル」で、「ウイルスが消滅したわけではないから、大喜びするには
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