新型コロナウイルス感染症(COVID-19)から回復した後も疲労感や息切れ、筋力の低下といったさまざまな症状が続くロングCOVIDによって、仕事や日常生活などに影響が生じるケースが報告されています。カリフォルニア大学サンフランシスコ校などの研究チームがCOVID-19から回復した患者の全身スキャンを実施すると、脳幹や脊髄、骨髄などの組織にT細胞の異常な活性化が確認されました。 Tissue-based T cell activation and viral RNA persist for up to 2 years after SARS-CoV-2 infection | Science Translational Medicine https://www.science.org/doi/10.1126/scitranslmed.adk3295 COVID's Hidden Toll: F
米、コロナ後遺症に定義 「症状3カ月」共通化図る 拡大 【ワシントン共同】米科学・工学・医学アカデミーは11日、新型コロナウイルス感染の「後遺症」の定義を発表した。最初の症状から連続しているか、治った後に出たかは問わず、3カ月以上症状が続く状態を指す。流行初期には検査を受けられない人が続出、検査キットを買えない人もいることから、感染の証拠は必須としなかった。 米国では今年春の時点でも成人の6・9%が後遺症に悩んでいるとの調査もあるが、共通の定義がないため患者が治療につながりにくかった。今回は政府の要請を受け科学者を代表する組織が検討した結果で、政策や医療、啓発などに広く使われる見込み。取りこぼされる患者が減るよう、包摂的な定義を目指した。 定義は「一つ以上の臓器で慢性的な症状が3カ月以上続く状態」が中核。症状は数百種類に及ぶとし、せきや倦怠感、集中力の低下のほか、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症
なぜ私は COVID に感染し続けるのに、周りの人たちは感染しないのか? TIME 2024/02/08 Why Do I Keep Getting COVID-19 but Those Around Me Don’t? COVID-19 は、常に同じように人々に影響を与えるわけではない。たとえば、誰かが病気になった場合、たとえ最近一緒に時間を過ごしたとしても、その人の親密な社会的サークルの全員が感染するわけではない。 しかし、なぜだろう? ネイチャーに最近掲載された論文では、研究者たちは、遺伝学から公衆衛生介入に至るまで、ウイルスが人から人へどのように広がるかに影響を与えるさまざまな要因を詳しく調査している。 彼らは、パンデミックの初期には、社会的距離、隔離、手洗い、マスクの着用、ワクチン接種などの環境要因が人々が感染するかどうかに大きな役割を果たしていたが、時間の経過とともに遺伝的要因
(参考記事)「100カ所の変異」を持つSARS-CoV-2 の新しい系統が南アフリカで特定 BDW 2024年2月3日 展開が早いですね。 南アフリカで発見された新しい Covid の変異種 BA.2.87.1がイタリアに到着 Italy 24 2024/02/04 Covid, the new BA.2.87.1 variant discovered in South Africa arrives in Italy 先日、南アフリカの疫病対応イノベーションセンターの研究者たちが、多数の変異を特徴とする SARS-CoV-2 の新たな変異種を特定したが、これがイタリアに到着した。 専門家によって BA.2.87.1 と名付けられたこの変異体には 100 以上の変異があり、そのうち 30以上の変異がスパイクタンパク質に位置している。スパイクタンパク質は、ウイルスがヒト細胞上の ACE2 受容
2023年5月8日、新型コロナウイルス感染症(以下:新型コロナ)が季節性インフルエンザなどと同様に5類感染症に移行しました。これにより、2020年に端を発した世界的な新型コロナのパンデミック騒動は大きな節目を迎え、新型コロナとの共存を前提とした「Withコロナ」が現実味を帯びてきました。 感染症としての扱いは5類となりましたが、病気そのものの脅威がなくなったわけではありません。特に新型コロナは風邪やインフルエンザと症状に似ている部分があるため、見分けにくいとの声も聞かれます。 もちろん最終的には医師の診断が最も重要ですが、それ以前の段階で新型コロナと風邪、インフルエンザを見分ける目安だけでも知っておくと便利なので、本記事ではその見分け方の目安について解説します。 新型コロナ、風邪、インフルエンザは同じ経路で感染する 新型コロナ、風邪、そしてインフルエンザ。これらはいずれも「接触または飛沫を
「人生が狂ってしまった」「別世界の暮らし」コロナ後遺症は"治療薬の治験"も進むが...専門家は「軽視すれば、仕事を奪われたり、何年間も苦しんだり」 ついに5類に引き下げられた新型コロナウイルス。マスクの着用も個人の判断に委ねられることとなり、街中ではコロナ楽観論が高まっている。 (街の人) 「マスクの制限が4月くらいから緩和されてきましたので、心置きなく遊びに行けるかなと思っています」 「すごいにぎやかでびっくりしています」 「人がいっぱいで…」 一方で、足の痛みを訴えてうずくまる小学4年生の川上くん(9歳・仮名)。 (男の子)「痛い…」 (母親)「どこが痛いの?どんなふうに痛いの?」 (男の子)「なんかよくわからない感じ。力全然入らない…」「すぐ疲れる」 川上くんは去年8月に新型コロナウイルスに感染。後遺症により、外出時は車いす移動を余儀なくされている。厚生労働省の発表では、コロナ後遺症
ハノイやホーチミンのマスク義務再開は 4月19日から行われています。こちらに現地の報道があります。 東南アジアの増加ぶりは以下の記事にあります。 [記事] 過去1ヵ月の東南アジア全体のコロナ増加率が450%超え、死亡数の増加率が300%超え (2023/05/09) ベトナム、1日当たりの新型コロナウイルス感染者数が過去6カ月で最高を記録 Vietnam Plus 2023/05/05 Vietnam records highest daily number of COVID-19 infections in six months 保健省によると、ベトナムでは 5月5日に新たな新型コロナウイルス感染者数が 3,399人を記録し、過去 6カ月間で 1日当たりの最多を記録した。 この新規感染者により、 パンデミック発生以来の国内の新型コロナウイルス感染者数の合計は 11,571,127人となっ
コロナの後遺症を治療しようと思い、2020年6月のtwitterの投稿を 真に受けて2020年7月にイベルメクチン60㎎を10日間、服用し アナフィラキシーを起こし、その4カ月後に薬剤性の膠原病を発症。 さらにその3カ月後に特発性後天性全身性無汗症を発症する。 生きることに限界を感じ、途方に暮れている。
新型コロナウイルスは嗅覚に影響を与え、場合によってはそれが正しく戻らないことがある。研究によって、この現象への説明が得られた。 新型コロナウイルス感染で、鼻の神経細胞に対する免疫システムの攻撃が起こり、持続する。そしてそれによって鼻の神経細胞の数が減少する、と、新しい研究では述べられている。つまり嗅覚の低下は、鼻神経細胞の減少によるものだというのだ。 「T細胞」の存在 「ウイルス感染の急性期に嗅覚が変化した人の多くは幸運にもその後1〜2週間以内に嗅覚を回復するが、中には回復しない人もいる」。ノースカロライナ州のデューク大学の神経生物学者ブラッドリー・ゴールドスタインは語っている。 「新型コロナウイルスに感染した後、なぜ数カ月から数年にわたって持続的な嗅覚喪失に陥る人がいるのか、についてはより深く調べ、理解する必要がある」 チームは、新型コロナウイルスに感染後、長期的に嗅覚を失った9人を含む
要点 5-アミノレブリン酸が持つSARS-CoV-2ウイルス受容体の発現抑制効果を発見。 ヒト細胞表面でSARS-CoV-2ウイルスと結合する受容体タンパク質の発現量の低下を確認。 5-アミノレブリン酸による新型コロナウイルス感染予防効果を期待。 概要 東京工業大学 生命理工学院 生命理工学系の小倉俊一郎准教授とSBIファーマ株式会社の研究チームは、5-アミノレブリン酸[用語1]にSARS-CoV-2ウイルス[用語2]に対する受容体[用語3]の発現抑制効果があることを発見した。 SARS-CoV-2ウイルスは、ヒトの細胞表面に存在する受容体である、アンジオテンシン変換酵素2(ACE2)を足掛かりに細胞内に侵入してゆくことが知られている。本研究では、培養細胞に5-アミノレブリン酸を接触させた結果、この受容体タンパク質の発現量が低下することを示した。受容体タンパク質の量が低下すれば、SARS-
大量死 疾病と感染症 インドで再びコロナが拡大中。首都デリーの陽性率は25%に。しかし、ほとんど検査がおこなわれないので、実態はよくわからず PTI 人々が感染増強抗体を獲得した後の世界だから 日本を含めたどこの国も、コロナは終わったということになっていまして、多くの国や地域で、検査はほとんどおこなわれなくなり、新たな感染者数の国際機関への報告なども停止した国が多いです。 まあ、どういう数値でも作り出すことができる PCR 検査なんてのが、この世からなくなるのはとても良いことですが (PCR技術というのはもともと病原体の検査用ではないです)、PCR の問題については、以下の記事で、米ニューヨークタイムズなどの報道をご紹介しています。 「90%ほどの偽陽性」を生み出すPCR検査では「コロナ感染者を検出することはできない」ことがはっきりしている中で発令される準ロックダウン In Deep 20
SARS-CoV-2 スパイクタンパク質は、TLR4 を介した長期的な認知機能障害を誘発し、マウスで COVID-19 後の症候群を再現する cell.com 2023/02/16 SARS-CoV-2 Spike protein induces TLR4-mediated long-term cognitive dysfunction recapitulating post-COVID-19 syndrome in mice 論文の「結果」冒頭 SARS-CoV-2 スパイクタンパク質への脳曝露は、マウスの後期認知障害とシナプス喪失を誘発する COVID-19 は後期認知機能障害と関連しているようだ。 SARS-CoV-2スパイクタンパク質への脳曝露が全身性炎症とは無関係に認知機能に影響を与えるかどうかを評価するために、組換えタンパク質をマウスの脳に直接注入し、「初期」と「後期」の2つの
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療に使われている飲み薬「モルヌピラビル」が、新型コロナウイルスの突然変異に拍車をかけている可能性があるという論文が発表されました。この研究によれば、モルヌピラビルの投与によって生まれた派生株の中には他者への感染能力を持つものも確認されているとのことです。 Identification of a molnupiravir-associated mutational signature in SARS-CoV-2 sequencing databases | medRxiv https://doi.org/10.1101/2023.01.26.23284998 COVID drug drives viral mutations — and now some want to halt its use https://doi.org/10.1038/
オルトコロナウイルス亜科(オルトコロナウイルスあか、Orthocoronavirinae / コロナウイルス〈Coronavirus〉)は、ゲノムとしてリボ核酸 (RNA) をもつ一本鎖プラス鎖RNAウイルスで、哺乳類や鳥類に病気を引き起こすウイルスのグループの1つ[1]。ニドウイルス目コロナウイルス科に属する[2][3]。 含まれるウイルスは、コロナウイルス科から両生類に感染するレトウイルス亜科を除いた、いわゆるアルファからデルタまでのコロナウイルスである。過去の記録として、2018年以前は「コロナウイルス亜科」、2009年以前は「コロナウイルス属」と呼ばれていた。分類名としては、2018年に「オルトコロナウイルス亜科」に改名された。 単にコロナウイルスと言った場合、コロナウイルス科、あるいはこのオルトコロナウイルス亜科を指すとされている。コロナウイルス科は、アルファからデルタまでのコロ
ニューヨークにおける労災請求を分析した結果、新型コロナウイルス感染症の後遺症(ロングCOVID)を患う請求者の71%が継続的な治療を必要とするために復職できず、6カ月以上働くことができなかったことがわかったと、ニューヨーク・タイムズが報じています。 Long Covid Is Keeping Significant Numbers of People Out of Work, Study Finds - The New York Times https://www.nytimes.com/2023/01/24/health/long-covid-work.html ニューヨーク州保険基金の調査によると、2020年1月1日から2022年3月31日までのおよそ2年間で支払い処理が行われた労災請求のうち、3139件が新型コロナウイルス感染症関連の請求で、その3分の1近くがロングCOVID関連のも
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